最新シネマ
「エイリアン コヴェナント」
大内くんと観た。
ここしばらく映画館で鑑賞できる日々が続き、たいへん嬉しい。
こんなに最新のものを観る機会はめったにないので、ネタバレしてはいけない、と緊張する。
ヒロインがイマイチ、と聞いていたのだが、ダニエルズはリプリーの流れをきっちりと汲んだ「闘うヒロイン」であった。
愛に揺れる女であるところがリプリーとは違うかも。
まあ、リプリーぐらいエイリアンと闘い続けた女性はいないので、見劣りするのは仕方ない。よく健闘していた。
それにしても我々は40年かけてエイリアンに慣らされてしまった。
あのヘンテコな生き物が走り回っていても全然驚かなくなっている。
そういう意味では移民船のクルーたちがあんまり驚くので、かえって驚くぐらいだ。
「これはもう、『エイリアン・サーガ』だね。僕らが生きてるうちに終わるのかなぁ」と少し心配そうな大内くんは、エンドロールの最後まで何かを期待していたようだった。
まあとにかく次を観に来るのだろう。
今、「3」と「4」を観て「プロメテウス」を観ようと思っているところ。
ひどかった、と思いつつもやはり「プロメテウス」を観返したくなるのは人情。
「4」のリプリーを見るまで忘れていたけど、胸の傷が私の心臓の手術痕とそっくりだ。
私の方が少し首元まで伸びているだけ。未来の医療技術にはかなわない。
大内くんから「エイリアンを産んだ女」と呼ばれるようになった。血液、塗ってやろうか。
最後に、「ピッコロ大魔王」と言って通じる人に「超いいね!」と言いたい。大声で。
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510号寄り道倶楽部