05年1月
「花咲ける騎士道」
記念すべき今年の1本目はフランス映画。
時代は18世紀、王さまがルイ15世だから「ベルばら」のひとつ前か。
ペネロペ・クルスは将来いかついオバサンになるだろうなー、と思うが、今はまだ美人。
もう、むずかしいとこなんか全然なくって、恋と夢と冒険のスカッとした作品。
「観ても観なくてもどっちでもいい」という評価を設けるべきだろうか。
要するに「どうでもいい映画」なのでありました。
「キッチン・ストーリー」
ノルウェーの田舎に住む偏屈な老人と、スウェーデンから「台所の使用状況調査」に来た男との奇妙な友情を描いたヒューマンな小作品。
「北欧」ってひとくくりにしてたけどスウェーデンとノルウェーって全然違うんだなぁ、とか、クリスマスの定番が「酢漬けのニシン」ってなんなんだ七面鳥じゃないのか、とか、たいへん勉強になった。
「文部科学省選定作品」になっちゃうのもうなずける。
でも、面白くない教育的映画ってわけじゃなく、地味だけどいい映画だった。
昔だったらマニアしかたどりつけないようなこういう映画がDVDでじゃんじゃん観られるのは、まったくありがたい時代です。
「観てもいいよ」なんじゃないかな。
「ホーム・アローン」
今ごろこんなもん観るのか?って、人にいぶかしがられそうな有名作。
こないだ息子のイトコが来た時おみやげにDVDくれたので、ずーっと「見ようよ見ようよ!」と騒いでて(もちろん息子が、です。私だとでも思いました?)、今回やっと一緒に観た。
大内くんは正直、「こんなコドモ向けのドタバタを観てもなぁ」と思っていたし、私もちょっと同感だったが、わりと面白いものだね。
確かにドタバタだが、9歳のコドモがよくぞここまで考えたなぁ普段から手のつけられないいたずらっ子だったか?と、爽快に観たよ。
気の毒なのは泥棒さんたちだ。
よそのおじいさんとのしみじみとした交流も心温まるし。
「コドモ向け」は案外バカにできないね。
やっぱ、最後はママがいいらしいし。
「ホーム・アローン2」
というわけで、ツタヤのレンタル半額クーポン持ってって借りてきました。
また一家は寝坊。また大混乱。またケビン坊やだけが・・・
泥棒たちのリベンジはまったく同じ目にあって敗退だし、気の毒。
(なんて丈夫な人たちなんだろう!)
よそのおじさんやおばさんとのしみじみとした交流も心温まるし。
で、やっぱり最後はママがいいんだよ。
「2」というより「二番煎じ」なのは、「コドモ向け」だからなんだろうか。
息子は「3」も見たいと言っている。
次に半額クーポンもらったら借りてやるかな。
「東京原発」
「役所」広司が東京都知事役で出ているので、くすっと笑う。
ワキも段田安則、平田満をはじめ、およそ知らない顔というものが出てこない。豪華というべきか。
だが、いかんせん話が全然面白くない。
沢田研二の「太陽を盗んだ男」を思い出したものの、くらべものになりませんね。
すぐ説明調になっちゃって、なんだか教育番組の「フナの観察」「お米のできるまで」というようなモノを観てる気がした。
惜しげもなく、「観ない方がいいよ」と言いたい。
「パッション」
タイトルを見て、「ああ、イエス・キリストの人々への想いは『情熱』なんだなぁ」と思っちゃったじゃないか。
「受難」には「the」がつくんだ、「ザ・パッション」というタイトルにしてくれ。
(そう言われてもわからなかったとは思うが)
「ジーザス・クライスト・スーパースター」が大好きな私にとってはいい題材。「最後の誘惑」とかね。
なにが起こってるわけでもなく、ただ聖書に忠実に描かれているんだと思うが、なんだか迫力あった。
地味な映画だが、「観てもいい」んじゃないかな。
「キング・アーサー」
そもそも、アーサー王がローマがイギリスを侵略してた頃の人、しかもローマの手先だとは。
サクソン人が攻めてくるのもいいが、アングロ・サクソンっつーぐらいだから、あのへんの人はみんなおともだちだと思ってたなぁ。
映画としてはややしょぼい。
どこまでが史実で、どこからが創作なのかわからないため、まちがった常識を持ってしまいそうだし。
円卓やエクスカリバーは好きなんだが、消化しきれてませんでしたね。
予算があったらアーサーはメル・ギブソン、グィネヴィアはペネロペ・クルス、ローマ側のエライ人はショーン・コネリーで行きたかったんじゃなかろうか。
雰囲気だけ似てるが見たことない役者さんばっかりで、なんだか物悲しいよ。
大作だから期待してたんだが、「観なくていいよ」。
05年2月
「LOVERS」
うちでは絶対観ることになっているチャン・イーモウ監督だが、大作の「HERO」がイマイチだったので、ちょっと不安。
これもバリバリの大作っぽいからなぁ。
しかし、観てみて驚いた。
確かにお金はかかってそうだし、素朴な人々を描くという彼の昔のスタイルとは違う映画だけど、ものすごくイイのだ。
「HERO」の時はちょっとむなしかった鮮やかな色彩が、切ない恋の話を大いに盛り上げている。
特に衣装が凝ってるなぁと思ったら、デザインはワダエミ。そうか、そうくるか。
金城武はあんまり好きじゃないが、もう1人の中国人っぽい真面目そうなお兄さんはいいなぁ。
今度、「マッスルモンク」の主演をする人らしい。観てみなくちゃ。
全体に、とっても「観るといいよ」でした。最初の踊りのシーンは、必見ね!
「モナリザ・スマイル」
ジュリア・ロバーツ主演の、アメリカちょっと昔モノ。
良妻賢母を育てる名門女子大に美術史を教えにやってきた彼女の奮闘記だ。
地味だけどとても面白かった。
アメリカにもこんな時代があったのか、あたりまえだけど文化というのは変化するんだな、とうなずきながら観たよ。
彼らは、こういうパイオニアの話が好きだね。
私も好きだ。「観るといいよ」
「白いカラス」
アンソニー・ホプキンス、ニコール・キッドマン、エド・ハリス、ゲーリー・シニーズと、大内家的には超豪華な配役陣。
最初は「恋愛適齢期」のように「老人の性」がテーマなのかと思ったが、子供の頃の性的虐待、離婚、人種差別、ベトナムでの心的外傷後ストレス障害と、アメリカが抱える問題てんこ盛りだし、実はいちばん重いテーマは「見かけが白人のように生まれついてしまった黒人の生き方」だった。
というわけで、邦題はそのまんまって感じ。
最近、いい映画が続いているなぁ。幸せだ。「観るといいよ」
「NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」
息子が見たがったし、去年1年間「新選組!」を堪能した我々としても観ておきたかったので、借りてきた。
面白い。
邦画でも、こんなに底抜けなものが作れるんだ。
ストーリーはゆるいし、実に単純なお話なのだが、これでいいんだよ、と思う。
ハットリくんに香取慎吾を持ってきたのは大正解。
あの奇天烈な顔を、ちゃんと演技で見せてくれたよ。
「観るといいよ」
「アイ, ロボット」
「ロボット3原則」を使っている点では、「アンドリューNDR114 」とおんなじ。
つーか、両方アシモフものだよね。
なかなか泣けた。
ウインクのくだりではなんだかむやみに感動して、何度も戻して観ていたので、一緒に見てた息子に叱られちゃいましたよ。
レンタル屋さんにはコーナーができて「A.I.」や「未来世紀ブラジル」が並んでた。
よくできたSF映画、ということで、「観るといいよ」と言っておきましょう。
「バティニョールおじさん」
地味なフランス映画だが、泣ける。
実話に基づいているらしく、うん、ドイツ占領下のパリはタイヘンだっただろう。
あちこちの家でユダヤ人の子供をかくまっている、というあたりでは、人間捨てたもんじゃないな、と感動。
「おじさん」もまた、巨大な悪に屈しなかった立派な市民の1人だ。
我々は、そんな立場に立たされた時、正しいと思うことをちゃんとやれるんだろうか。
ロベルト・ベニーニの「ライフ・イズ・ビューティフル」を思い出した。
あんまり本数は入ってないと思うが、ぜひ「観るといいよ」。
「8人の女たち」
カトリーヌ・ドヌーブとかエマニュエル・ベアールとか、女優をバンバン投入してのフランス映画。
ミステリーというかミュージカルというか・・・(いきなり歌い出した時はびっくりした)
あまりにも展開がたるいので、残念ながら30分ほどでワイプ。
観たい人は観てください。
「世界の中心で、愛をさけぶ」
あまりに有名になってしまったこの邦画を、観ないですます度胸が我々にはなかった。
私はいちおうドラマ版全部観てるし。
うーん、だがしかし、面白くない。
ドラマの方がずっとよかった。
意味のない長回しや沈黙が多すぎ。
1つだけ評価できるのは、高校生の「サク」とオトナになった大沢たかおの「サク」がよく似てて、うん、普通に成長したらこういう顔のオトナになるだろう、って納得がいったこと。
なんでこいつが成長するとこんな顔になるのか?って疑問符だらけになることって多いからね。ドラマ版もそうだったけど。
それ以外は観るべき点がなく、「観なくていいよ」だなぁ。
05年3月
「21g」
非常に難解な映画だった。
ストーリー自体はそう難解でもないんだが、お話をちょっとずつぶった切って前後の脈絡なくつなぎ合わせたと思ってみてください。
パズルのように「ああ、このシーンはあのシーンの前のできごとだったのか!」とか「あれとあれの間がここにはさまるのか!」とか考えないと、いったい誰がどうしたのか全然わかんない。
難しさでは「メメント」並みだと思う。
で、面白かったかと言われれば、うん、けっこう面白かったかも。
ちなみに、タイトルは「人間は死ぬと21グラムだけ軽くなる」んだそうです。
「ハチドリの体重、チョコレートバー1本の重さ」だとのこと。
私の枕元に置いてあるキシリトールガムの包みも、「21グラム」だった。なぜ?
「列車に乗った男」
こちらもけっこう難しい。
そうねぇ、「ヘンな状況下における男の友情」なんじゃないでしょうか、「キッチン・ストーリー」みたいに。
「旅をするチンピラ」と「在宅派の教授」が出会うフランス映画なんだけど、最後のシーンはどういう意味だったのかなぁ。
主役の2人が生きてるんだか死んでるんだかもわからないうちに観終ってしまった。
もう1回観たいかと言われれば、「観てもいいよ」かな。
「エイリアン3」
もう5回は観てる。
今回は初めて息子と観た。
彼も「1」「2」と見てきてるので、「こんどのエイリアンは何匹?『2』はたくさんたくさん出てきたんだよね」と興味があるようだ。
で、ラストシーンで、「『ターミネーター2』に似てるねぇ」。
うん、確かに似てる。
ワタシ的にはその2つが映画史上最も感動的なラストなんだ。
朝の4時から2時間、エイリアンを見て始まる1日。ちょっと気持ち悪い。
「エイリアン4」
翌日の朝はこれ。
私は3回目ぐらいかな。息子はもちろん初めて。
「今回はまた、いっぱい出てくるね」と嬉しそうで、彼にとってエイリアンシリーズの出来不出来はエイリアンの頭数で決まるらしい。
見終わって、「で、『5』はあるの?」と聞かれた。
まだないんだよ。あれば見たい。
でも、主役はシガニー・ウィーバーじゃなくてウィノナ・ライダーになっちゃうかも。
今日も早朝からエイリアン。
1日、エイリアンに遭遇しないよう元気に学校行ってくれ。
「A.I.」
「息子と一緒に映画を見る会」、今回ついにオスメントくんを共有した。
私はおいおい泣いたが、大内くんと息子は平気だったみたい。涙腺の丈夫な人たちだ。
この映画は、2002年に「大内家シネマベストスリー」の1位に輝いている。
DVDを買ってから1度も観てなかったけど、思ったより小粒に、きちんと作ってあると思った。
ジュード・ロゥ演じる「ジゴロ・ジョー」の職業があまり子供向けではなかったものの、「セックス・ロボット。ふーん」と言ったきり、特に追及されなかったのは幸い。
あと、前に観た時は気づかなかったが、「ブルー・フェアリー」の情報を教えてくれる「ドクター・ノウ」のシステムがヤフーやグーグルみたいで、どんどんSFに近づいていく時代の流れを感じた。
やっぱ、特に「観るといいよ」ですね。
「ワイルド・レンジ 最後の銃撃」
とっても古典的なウェスタン映画だが、スローモーションやカメラアングルのおかげで今風にスッキリしてる。
「許されざる者」なんかがある意味「老害」で面白くないところを、実にきれいにまとめてくれた。
「好きになった相手が医者の奥さんだと思ったら、実は妹なのでノープロブレム」なのがよかった。
(兄妹で一緒に住むなよ。ドリトル先生かマシューとマリラじゃあるまいし)
「やっぱ、家がいちばんだよね〜」と思って暮らしている我々からすると、主人公が定住する気があるのかどうかがとても気になる。
西部の男よ、家に落ち着け!
「グッバイ・レーニン!」
東西統一されたドイツの、東側に住んでる親子の話。
小作ながら、ちょっとドタバタ気味にいい味出してる。
こういうの観てると、「ベルリンの壁が崩れた時にオトナであった」ことについてしみじみ考えるよ。
ビデオ屋さんで見つけるのがちょっと難しいかもしれないけど、「観てもいいよ」な感じだ。
「卒業の朝」
ケビン、えーっと、コスナーじゃなくてクラインの方か?
「海辺の家」を建て直しちゃう人ね。
高校の先生と卒業生たちの話で、「イン&アウト」といい、この人って先生キャラなんだろうか?
ロビン・ウィリアムズの「いまを生きる」に似た雰囲気の映画。
あと、全寮制の学校で制服が「ハリー・ポッター」みたい。
一番の教訓は、「ダメなヤツはどこまでいってもダメ」ってとこかしらん。
高校の時と卒業20年たってからのケビン・クラインがちゃんと老けてて、ハリウッドのメイクはすごいぞ。
「観るといいよ」の下の方になんとかひっかかった。
05年4月
「死に花」
宇津井健、山崎努、谷啓、青島幸男、藤岡琢也。
こんなに名優たちを集めたゴージャスな映画なのに、役者におんぶしすぎている印象が強く、映画としては非常にテンポが悪く、面白くない。
どうも邦画にはこういう傾向がある。
もっとエピソードをていねいにつなげていけばいいのに。
開始後20分でワイプ。残念だ。
「ホーム・アローン3」
大内くんが接待で遅いので、息子と映画でも見るか、とレンタル屋さんに。
彼が選んだものがこれ。
「1」と「2」は見て、面白かったんだけど、子役さんが変わっちゃったのね。
まあ、確かに「あの子」はもう大きくなりすぎかも。
結局、気づくと私はソファでうたた寝をしてて、息子だけ見てた。
「おもしろかったよ!」というのが彼の感想なので、11歳児の判断を信用してもいいと思う人は、どうぞ。
「スゥイングガールズ」
これは大内くんと息子と一緒に見た。
現在「鼓笛隊」でコルネットを吹いてる息子には人ごとじゃなかったらしい。
映画としては、あいかわらず邦画は話がふくらまない。
面白くはあるのだが、いまひとつスカッとしないんだよね。
「観なくていいよ」と思った。
「アラモ」
ディビー・クロケットというのは実在の人なんだろうか。
戦う相手はインディアンだとばっかり思ってたのに、メキシコ軍だし。
こういう時に、歴史を知らないと苦労する。
まあまあいい話だったけど、ちょっと盛り上がりにくい。
「観なくていいよ」
「エイリアン」
息子と2人でもう2回ぐらい見てしまったのに、また見たいと言われた。
DVD買っちゃったから、何回見てもいいんだが。
やはり面白い。
今回はエイリアンが「中から出てくるもう1個の口」でいかに人間の脳天を貫くかスローでじっくり見る、なんてこともしちゃいました。
あと、宇宙船の中なのにタバコ吸ってるとか、黒人が機関室で給料の安い仕事してるとか、今じゃあんまり見受けないね。
もちろんヘビースモーカーなのが何かの伏線になってたり、油まみれで働いてるけど実は大学教授だったり、ストーリー上必要なら話は別なんだが。
だいたい、今は「黒人」じゃなくて「アフリカ系アメリカ人」って言わなきゃいけないんだった。
「エイリアン2」
こっちも何度観たかわからないなぁ。
原題が「エイリアンズ」となってるぐらいで、とにかく前作では突然現われる1匹の恐怖だったのに、ものすごい数が押し寄せる。
そういう意味では、「1」から「4」まで毎回趣向が違ってどれも楽しめるシリーズだ。
息子は「1匹がいきなり出るのはこわい。いっぱい来るほうがこわくない」と言っているよ。
でも、なんだか「1」にくらべるとエイリアンが弱くなってるというか、どうやっても退治できないシロモノだったのになんとか撃退してるし、しまいにはパワーローダーを使って女王と一騎打ちだ。
ワタシ的にはヒューマノイドのビショップさんが好き。
このランス・ヘンリクセンが主演してたドラマ「ミレニアム」がもうちょっと面白かったらよかったんだが。
「キャットウーマン」
ここ数年、アメコミ・ヒーロー物が人気ですね。(いや、これはヒロインか)
「ブレイド」とか「デアデビル」とか、いわずと知れた「スパイダーマン」とか。
バットマンが出ずにキャットウーマン単発ってのは初めて観たよ。
話としてはそう面白くないし、ビルの谷間を飛び回るのは「スパイダーマン」のパクリにしか見えないし。
「氷の微笑」のシャロン・ストーンまで投入して頑張ってるが、「観なくていいよ」の1作。
05年5月
「80デイズ」
タイトルを見れば想像がつくように、ヴェルヌの「80日間世界一周」をジャッキー・チェン主演で。
あいかわらずの熱い生アクションだけど、彼の出る映画はどれもややしけてる。
「プロジェクトA」が一番よかったと思うのは私だけだろうか。
なかなかきれいな映像で、のんびり観る分にはそう悪くないような気もするのだが、もう1回観たいかと言われれば、もうけっこうと言うんだろうな。
「夢見る頃を過ぎても」
キャシー・ベイツが、実にまったく、何の恥ずかしげもなく「おばさん」だ。
なのに、とっても面白い。
アメリカ人は何が何でも歌を歌いたくなっちゃうのか?とか疑問は残るが、いい映画だった。
ジュリー・アンドリュースがなんだか頑張って歌っているし。
この頃、CG満載のSFモノよりこういう「ハートウォーミング・ドラマ」みたいなのに惹かれる。
老化現象?
なんにせよ、観て損のない映画でした。「観るといいよ」
「モナリザの秘密」
レンタル屋さんで「パリ・ルーブル美術館の秘密」のとなりに並んでいたのを借りてみる。
ベストセラー「ダヴィンチ・コード」の影響か。
中身はテレビでよく特集やってるのと大差なかった。
30分でワイプ。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」
何で今ごろこんなものを観ないといかんのか、と思うが、名古屋のイトコの家で「1」を見てしまった息子が続きを見せろとうるさいので、レンタル屋さんの半額キャンペーンの時に借りてやった。
ついでだから一緒に見たけど、うーん、やっぱり名作だ。
娯楽映画の王道を行ってる。
唯一問題なのはマイケル・J・フォックスが高校生にしちゃ老けてきちゃってること。
まあ、「スターウォーズ」と「インディ・ジョーンズ」とこのシリーズがある時期に映画のあり方を変えた、と私は勝手に思ってます。
次の半額キャンペーンの時には「3」を借りてやろう、と思ったことですよ。
「バック・トゥー・ザ・フューチャー3」
息子の強いリクエストで一緒に観る。
我々は2回目かなぁ。
あんがい手に汗握るというか、面白くて、大内くんに言わせれば、「だいたい『2』とか『3』になると質が落ちるんだけど、けっこう頑張ってるね」。
まあ、この1本だけとってどうこう言うのは難しいが、連作としては充分か。
マイケル・J・フォックスが病気に倒れなかったら「4」もあったのかしらん。
「インディジョーンズ3」がひどいと思った人も、こっちを試してみてください。
「ターミナル」
今年いちばん期待して待ってた映画、といっても大げさではない位置づけだった、トム・ハンクス主演のスピルバーグ作品、ついにレンタル開始。
アメリカに着いたとたんに祖国がクーデターでパスポート無効になってしまい、入国するも帰国するもならず空港で暮らすようになる東欧の男の話だ。
うーん、たいへんいい映画だったし、面白かったが、ちょっと期待が高すぎたかな。
「小さな映画」としてならすばらしい、と言えたかもしれないが、鳴り物入りだとどうもね。
結果的に「観てもいいよ」どまりになってしまうかも。残念だ。
「エイリアン vs.プレデター」
息子がどうしても見たいと言うので借りてきた。
「エイリアン」シリーズは大好きだし、シュワちゃんが出てた「プレデター」もまあまあだったんだが、「プレデター2」がひどい映画だったし、そもそもこの組み合わせで腰が引けない人がいるのだろうか。
ところが、ゲテモノとしては案外悪くなかったので驚く。
最後のオチが好き。
プレデターはなかなかいいヤツだった。「観てもいいよ」
「シークレット・ウィンドウ」
ジョニー・デップを最初に観たのは「シザー・ハンズ」だったが、あの濃いメークでは「観た」と言えないんじゃないだろうか。
わりとハンサムな彼の今回の役回りは、妻と離婚でもめている小説家。
不条理が入ってくるので「メメント」か?と思ったり、だんだん妄想世界に入っていくので「ビューティフル・マインド」の方か?と首をかしげたりしながら観た。
大内くんと、「これで最後まで筋が通ればすごい映画なんだが」と言いながら観ていたのだが、我々的には終わってないのにエンドロールが出てしまい、「えっ?!」という感じ。
途中までよかったのに、これで「観なくていいよ」に落ちてしまった。
スティーブン・キング原作に興味のある方は、どうぞ。
「僕の彼女を紹介します」
「猟奇的な彼女」の監督と主演女優が送る韓国映画。
前作もよかったが、こちらもなかなか。
都会の風景はスマートだし、もう東京とあんまり変わんないね。
邦画は完全に韓国映画に負けているよ。
女の子がいささか乱暴なのは韓国ならではなのか?と疑問を持つが、もしかしたらそういうもんなのかもしれない。
美しく胸を打つ恋愛映画。「観るといいよ」
「笑の大学」
と言いながら邦画を観ると、いくら三谷幸喜脚本でもあんまりだ。
というか、もとは舞台でしかも密室劇であるところをむりやり映画にしたもんだから、映画の良さが完全に死んでいる。
芝居の方をテレビで観たことがあるが、すごく面白かったのに、映画では台無し。
そもそも、役所公司はともかく、うちでは稲垣吾郎の評判はたいそう悪いのだ。
「観ない方がいいよ」と言ってしまうのは、できれば舞台の方を観てもらいたいから。
映画の方しか観る機会がないのなら、それはそれでいいのかもしれないんだけどね。
05年6月
「血と骨」
ビートたけしが主演の、なんだかものすごくオソロシイ話。
面白い、とひと言で言うには抵抗がある、とにかく重たい映画だった。
こういうのをビートたけし本人が監督するともうちょっとキレがいいんだが、あいにく不気味に出来上がってる。
それでもかなり本気で観られたので、「観てもいいよ」ぐらいの評価は充分ある映画。
「誰にでも秘密がある」
韓流ドラマ「美しき日々」ですっかりとりこにされたイ・ビョンホン主演の韓国映画。
うちではヨンさまよりずっと評価の高いビョンさまはハンサムだし、映像はきれいだし、「涙の女王」チェ・ジウはあいかわらず泣いてるし、エンターテインメント度の高い1作。
オチが秀逸で、これは年末の大内家ベストを選ぶ時に「アジア映画賞」ぐらいは取ってしまうかもしれない。
しかし、こう「韓流」「邦画」「韓流」「邦画」という順番で観てくると、あからさまに負けてるぞ、ニッポン。
「観るといいよ」でございます。
「スカイ・キャプテン」
街を破壊してまわる巨大ロボット群。逃げまどう人々。
そこに躍り出る一機の飛行機!
恋人である美人記者とともに、うずまく黒い陰謀を阻止せんと空駆ける、我らがヒーロー、スカイ・キャプテン!ってとこでしょうか。
どういう処理をしてるのかわかんないけど、レトロな画調がストーリーを盛り上げてる。
とにかくカッコいい映画だった。
話の種に、1度は観ておいて損はないかもしれない。
「赤い月」
なかにし礼原作、常盤貴子主演。
なぜか満州に惹かれてしまう大内くんが喜んで観ていた。
(余談だが、小さい時におじいちゃんちの物置で「満鉄の株券@紙くず同然」の束を見たのが彼のトラウマのもとらしい)
邦画としてはたいへんいい出来だった。
常盤貴子は最近ドラマにあんまり出ないけど、もうオトナの女優の貫禄で、こういう映画に出てる方がいいと思う。
それにしても、なかにし礼はビートたけしをお兄さん役に持ってきた「弟」というドラマでも自身の半生を語っているが、まったくもって波乱万丈の人生。
「観るといいよ」
「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」
最近「宮藤官九郎」が流行っているので、彼が脚本を書いたドラマ「池袋ウェストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」を借りてきて観ているうちに、実は映画であるこの作品にたどりついた。
ドラマも面白いが、映画もいい。
ただ、どの作品も「することがなくて日々仲間とつるんでる」若い人の話なので、「しなきゃいけないことがてんこ盛り」のオトナとしてはちょっとうらやましいというか、かえってくたびれそうな生活ぶりだ。
20代の時に観たらどう思ったか?って、ちょっと考えちゃいました。
「Mr.インクレディブル」
これはすごい。
ピクサーのアニメは大内家ではたいへん評判がいいのだが、これはまた、その中でもダントツであろう。
お話自体は単純だけど、とにかく画がすごく動く。
このままだと今年の「大内家シネマベスト」でアニメ賞を取ってしまう。
(「ハウルの動く城」の出来によるか?)
レンタルで見て、大内くんも息子も家に持っていたいと言うのでDVD買っちゃいました。
大内くんに言わせると、奥さんが私に似ているそうだ。
あんなにやせてないぞ。お尻が大きいところは似てるかもしらんが。
「観るといいよ」
「いま、会いにゆきます」
こう話題になってしまうと、観ないですませる度胸がない。
(「世界の中心で愛を叫ぶ」もそんな理由で観てしまったんだよね)
大内くんは途中でぽろぽろ涙を流していたが、私は「ふーん、これで中村獅童と竹内結子はできちゃった婚になったのかぁ。恋人同士だと思うと、ベッドシーンもなにやら意味深だなぁ」と、本編とは関係ないところに感心してた。
でも、全体にはつまらないというか、「だからなんなんだ」という域を出ない。
「観なくていいよ」レベルであった。
05年7月
「マッスル・モンク」
行きつけのマッサージの先生の強いオススメ。
彼はセシリア・チャンが好きだからなぁ。
おまけに「首切られちゃうんだよ」とかネタバレされちゃうし。
アンディ・ラウがあんなにいい身体のわけないので、身体にニセモノの筋肉をつけてるんだろうが、よくできてる。
腕を動かしても大胸筋は動かない、というあたりをていねいに見るとすぐバレちゃうけどね。
面白くないわけではないが、ちょっと残酷かも。
「観なくていいよ」ということで。
「レディ・ジョーカー」
高村薫の原作を読んだことがあるのだが、あんまり難しいので途中で挫折した過去がある。
で、映画も難しかったっす。
どうやら権力の三つ巴らしいが、有名な俳優さんを大量投入してるわりには誰が誰なのかよくわからない。
(いや、そんなの私だけかもしれないんだけどね)
寝てたわけではないのに、終わってみたら全然話がわからなかったよ。
難しい小説を映画にするともっと難しくなる、ということが骨身にしみた。
「小早川家の秋」
大内くんが大好きな小津安二郎。
レンタル屋さんに放牧すると、必ずこういうものをつかんでくる。
いったいどこが面白いのか全然わからないのに、気がつくと熱中して観ている私がいる。
そのへんが小津マジックなんだろうなぁ。
結婚して16年、1人だったら絶対観ないような「教養作」をいっぱい観させていだだいた。
確かに小津は、イイ!
「オーシャンズ12」
前作は「オーシャンさんら、11人の仲間たち」であったものが、今回は1人増えている。
できれば前作を観てからの方が楽しめるかも。
チョイ役で出てくるブルース・ウィリスの出方が楽しい。
全体にまあスカッとした話なんだが、そこそこかなぁ。
2作合わせてやっと「観てもいいよ」どまりかも。
「約三十の嘘」
日本版「オーシャンズ11」みたいな話だなぁ、というのが大内くんの感想。
ウソは30もないぞ、せいぜい2、3個だ。
ずっと列車の中だったので、閉塞感でリビングが狭く思えてきた。
あんまりオススメできる作品ではない。「観なくていいよ」だね。
「ステップフォード・ワイフ」
あまりに立派な奥さんを持つとダンナさんは苦しくなるものらしい。
そんな奥さんとダンナさんが集うステップフォードという街は、はたして住みやすいのでしょうか?
出だしはものすごく面白かったが、だんだんダレてきて、どうでもよくなってきてしまった。
ある種のドタバタで、好きな人は好きなのかな。
大内家的には「観なくていいよ」。
「ボン・ヴォヤージュ」
時は第二次世界大戦まっさいちゅう、ところは占領されつつあるパリ。
科学者は政治家にかなわないのか?小説家も無力なのか?
女性はゴージャスな(でもアタマ悪そう)女優がいいのか、それともメガネかけたお下げ髪の女学生みたいな方がカワイイか?
さまざまな疑問を残して、最後はちゃんと「ボン・ヴォヤージュ!」なんですねぇ。
けっこう面白くて、「観てもいいよ」クラスだったような。
「理由」
宮部みゆき原作。
とにかく人が大勢出てくる。
ひとつの事件が起こるとこんなに関係者というものが出てくるのか、とびっくり。
あんまりややこしいので原作を読んでみたが、やっぱりややこしい。
最後のCGが安っぽいのはやや残念だけど、そこがまた大林節。
05年8月
「海猿」
大内くんは伊藤英明が好きじゃないので、最初、観るのを渋っていた。
でも、ドラマにもなるし、観といた方がいいんじゃないかなぁ、って説得して、一緒に見る。
話は非常にありきたりなんだが、真面目に作っている感じがして、なかなかよかった。
大内くんも、「観ないで終わってたら惜しかったかも。ありがとう」と言い、現在ドラマ版を観てる。
日本の「ザ・ダイバー」ってとこだろうか、ひとつの「お仕事」を掘り下げていくと、たいがい面白くなるよね。
それでも、潜ってる最中にボンベの中身が空になっちゃうのはとてもイヤだ。
「観てもいいよ」
「カンフー・ハッスル」
「詩人の大冒険」ですっかりファンになったチャウ・シンチー主演。
韓国映画にはもう追い抜かれていると思っていたが、もしかしたら中国映画にも抜かされつつあるか?
お話はどうってことないんだが、テンポがよくて楽しめる。
日本人の喧嘩は「取っ組み合う」ところから始まるし、アメリカだと「ボクシングスタイルで殴り合う」なわけだが、中国ではすべてがカンフー。
ゆるい娯楽映画ではあるものの、「あんまり難しいことは考えたくない」時にはたいへん有効と思われる。
「観てもといいよ」
「マイ・ボディガード」
デンゼル・ワシントンはあいかわらずシブイし、「アイ・アム・サム」に出てきた女の子、ダコタ・ファニングは安達祐実みたいにこまっちゃくれてるし、なんだかお約束どおりの映画、っつー感じだ。
「(悪人を)許さないのですか?」と信心深そうな老婦人に言われて、
「許すのは神の仕事だ。オレは、(殺して)会わせるだけだ」という台詞がカッコよかった。
でも、映画としてはやや退屈だったかも。
「観なくていいよ」
「スターウォーズ エピソード3 シスの復讐」
やっと「エピソード4 新たなる希望」に話がつながった。
実に4半世紀かかったわけだ。
全体を通してみれば、要するに「アナキンくん一代記」ですね。
どうしてダースベイダーが出現したか、ルークとレイアの親は誰か、全部わかっちゃう。
構想の上では「エピソード7、8、9」もあったそうだが、とりあえずやめとくらしいと聞いた。ちょっと残念。
たった今、大内くんはとっても「エピソード4」が観たいらしい。
その気持ちはわかる。
DVD派の我々が12年ぶりに映画館に足を運んだこの映画、かなり「観てもいいよ」です。
05年9月
「スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」
「スターウォーズ エピソード2 クローンの攻撃」
「スターウォーズ エピソード3 シスの復讐」
「スターウォーズ エピソード4 新たなる希望」
「スターウォーズ エピソード5 帝国の逆襲」
「スターウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還」
「エピソード3」を映画館で観て、ついでに他のも一気に観る。
こうして「スターウォーズ」のすべてが終わった。
ふり返ると、我々の世代の娯楽映画は全部ここから始まっているような気がする。
いちばん最初に観た「エピソード4」で、すでにジェダイもクローン戦争もアナキン・スカイウォーカーも言及されているんだが、全然気がつかなかったなぁ。
オビワン・ケノビやヨーダの気持ちを考えると泣けてくるよ。
それに、「エピソード3」を観たあとの「エピソード4」なんて古臭くて観るに耐えないものだろうと思っていたのに、充分面白い。
これほどの大作はもうないだろう。
つつしんで、「ぜひ観ておいてください」。
「ローレライ」
「沈黙の艦隊」と「エヴァンゲリオン」を足して2で割ったような潜水艦SFものか。
「Uボート」も入れてみようかと思ったんだが、ちょっとテイストがちがうね。
邦画の中ではましな方なのかもしれないが、やはり暗くて面白くない。
もっとこう、ぱーっとしたのはないのかね。
潜水艦の中はただでさえ息苦しいのに、観ている方まで息苦しくなっちゃうよ。
「観なくていいよ」だなぁ。
「スーパーサイズ・ミー」
「1ヶ月間、1日3食マクドナルドを食べ続けるとどうなるか」というドキュメンタリー。
息子と一緒に見たが、最初は「いいなぁ、マック。ビッグマック食べた〜い!」と言ってた彼も、監督兼被験者がどんどん具合悪くなっていくのを見て、けっこう震え上がったようだ。
「ほんとに、こんなに太っちゃうの?ぐあい悪くなっちゃうの?」と心配そうだ。
キワモノではあるが、なかなか面白かった。
年末に「大内家シネマベスト」を選ぶ時、「ドキュメンタリー賞」を作ってしまおうか、と画策中。
「オペラ座の怪人」
大内くんがもとのミュージカル大好きで、CDをしょっちゅう聴いているので、今回DVD化されるんだから買えばいいのに、と進言したら、「いや、とにかく借りて1回観てからにするよ」という返事。
そこで、レンタル屋さんに走ったわけですが、結論から言うと、スカ。
大内くんは、「曲はあんなにいいのに、映画になって幻滅。怪人の正体があれでいいわけがない。当たり前すぎる」と怒っていた。
私はもとが好きなわけじゃないので、まあこんなもんか、と思っただけなんだけど。
主演の女優さんがねー、色気がないっつーか、大内くんに言わせれば「カマトト」なんだそうで。
なかなか、「ジーザス・クライスト・スーパースター」みたいにCDもDVDもいい!ってわけにはいかないようだ。
「観なくていいよ」
「アビエイター」
話がだらだら長くって、あんまり山場がなくって、ちょっとつらいぞ、と思ってたら、クレジットでスコセッシ監督であることを知る。
うーん、知ってたら、私は観なかったかも。
大内くんはスコセッシ監督と相性がいいらしく、こないだは「カジノ」のDVD買ってたぐらいだから、満足したろうけど。
ディカプリオくんは、「ギャング・オブ・ニューヨーク」以来スコセッシと仲良しなのか。
「タイタニック」の頃、「こういう顔の青年は、オトナの役者さんになるのに苦労するんじゃないか」と勝手に心配していて、さらにその後太り始めてよけいに心配したのだが、どうやらそのへんはうまくクリアしたようで、顔もすっきりしたしなかなかハンサムだったよ。
でも長いから、もう1回観ろと言われたらイヤだ。
「アレクサンダー」
やたらに悲壮なカッコいい音楽が流れる中で戦闘シーンをやたらにずっと撮ってるなぁ、と思ってたら、クレジットでオリバー・ストーン監督であることを知る。
確かに「地獄の黙示録」風味だ。
「グラディエーター」とかの古代ローマ物、私は好きだが、これはストーリーがありふれてるので、「観てもいいよ」どまり。
「クローサー」
ジュード・ロウとジュリア・ロバーツの組み合わせが期待を盛り上げるも、こちら側が生活に疲れて「映画鑑賞力」が落ちていたので、なんとなく入り込めなくて10分ほどでワイプ。
ちゃんと観てたら面白かったかもしれないので、ちょっと残念。
「もしかしたら観るといいかも」でした。
「ナショナル・トレジャー」
ところが、同じ時期に借りてきたこっちはやたらに面白いのだ。
ニコラス・ケイジ主演は当たりが多い。
私にとっての例外は「60セカンド」ぐらいか。
「ミッション・インポシブル」と「マッチスティック・メン」と「インディ・ジョーンズ」を足して3で割ったようなお話だが、細かい伏線がよくできてる。
お掃除の制服を脱ぎ捨てると下はタキシード、ってとこが、「ルパン三世 カリオストロの城」のワンシーンのようで、大内くんにはとてもウケていた。
とにかく「映画らしい映画」なので、「観るといいよ」だと思います。
05年10月
「世にも不幸せな物語」
「ハリー・ポッター」みたいな画調、音楽で、妙に面白い。
レンタル状況を見ても、けっこう人気あるみたいだし。
なんつーか、グリム童話とかのベースを流れてる「残酷さ」みたいなものがある。
別に怖いわけでも気持ち悪いわけでもないのに、明け方にうつらうつらしてみる悪夢のような、不思議な感覚を覚えた。
なかなか楽しめる1本だった。「観てもいいよ」
「北の零年」
時代は明治維新、淡路の小藩の人々が北海道に入植する話。
渡辺謙の奥さんが吉永小百合ってこたぁないだろう、年が違いすぎるぞ!というツッコミを入れながら、大いに楽しむ。
邦画でこんなに面白い映画は久しぶりだ。
「映画は、よほどの例外的な大作でないかぎり2時間以内に終わってもらいたい」という主義の私が、3時間近くまったく時計を見なかったのは珍しい。
きっと、例外的な大作なんだろう。
とにかく面白かった。この興奮は「壬生義士伝」以来かも。
年末に「大内家シネマベスト」を選ぶ時、今年の邦画賞第1候補だ。
オススメです。「ぜひ、観るといいよ」。
「MAKOTO」
ヒガシ主演の邦画だけど、「面白く、な〜い!」というのが、エンドロールが出た直後に同時に発した言葉。
「黄泉がえり」とか「いま、会いに行きます」みたいなのを想像してて、ま、確かにそういう話だったけど、とにかく面白くない。
大仕掛けのない「シックス・センス」だ。
なぜ邦画はこうも地味なのか。
なんだかんだ言って期待して借りてきちゃう自分がイヤだよ。
「観なくていいよ」だと思う。
「遊星からの物体X」
私の映画ベスト5を選んだら、たぶん入ってきちゃう映画だ。
もう5回ぐらい観てるが、今回は息子と一緒に観たところが画期的。
そのへんのくわしい話は息子日記だが、相変わらずゲテゲテのグログロ。
「エイリアン」シリーズに似た、いかにもSF!って感じがやっぱ好きだし、原題の「The
Thing」を無理矢理「物体X」としちゃったセンスはかなり評価できる。
「観てください」ですね。
「ザ・インタープリター」
ニコール・キッドマンとショーン・ペン主演の社会派モノ。
わりと淡々とした話なんだけど、けっこう良かった。
でも、「1度観て面白かったがもう2度と観ることはない」という映画の1本だ。
日々観ている映画の、大部分はそうなんだけどね。
「観てもいいよ」
「コンスタンティン」
キアヌ・リーブス主演が「エクソシスト」を演じるこれは、「天国と地獄のエージェント」という謳い文句だったが、ひと言で言えば「壮大な禁煙キャンペーン」。
ちなみに、「エクソシスト」というのは化け物の名前だと思っていたんだが、よく考えたら「悪魔祓いをする人」の方だった。
「マトリックス」以来少し老けてきたキアヌ・リーブスが心配だ。
イケメンなのは確かなので、また大作に出てもらいたい。
05年11月
「真夜中の弥次さん喜多さん」
しりあがり寿のマンガをクドカンが監督して、「ホモのヤク中」がお伊勢参りをする珍道中だ。
思ってたよりずっとよかった。
長瀬智也はすっかりドラマ「タイガー&ドラゴン」でのヤクザ者が基本スタイルになってしまったようだが、それもまた良きかな。
中村七之助はさすがに時代劇(と言っていいのか、これは?)で本領発揮だし。
思わず原作を引っ張り出して読んでみたが、実によく消化されていると思う。
大内くんは、「今年の大内家ベスト3に入っちゃうかも。それが無理でも邦画賞をあげたい」という感想だった。
「観るといいよ」
「キングダム・オブ・ヘブン」
「ロード・オブ・ザ・リング」でエルフの王子さまをやったオーランド・ブルーム、うちでは「高見沢さま」と呼ばれていたが、銀色の長髪をやめて髭をはやしたら、もう別人だね。けっこうチンピラっぽい。
十字軍がサラディンにエルサレムを奪回される話だが、「ということは1180年ぐらいかな?」と読みきる大内くん、あなたはすごい。
大作ではあるものの、退屈な映画だ。
なぜオーランド・ブルームが王女さまと結婚しなかったのか全然わからないし。
政略結婚みたいになるのがイヤで、「鍛冶屋の女房になってください」ってことだったんだろうか。
「観なくていいよ」と思った。
「エイリアンX」
レンタル屋さんで「エイリアン」の横にこれが並んでるのを見て、息子がどうしても見たいという。
パッケージ裏を読むと、どうも「エイリアン」と「遊星からの物体X」が関係しているらしい。
「じゃあ、まず『物体X』を見ようね」と借りて帰り、息子に「物体Xデビュー」をしてもらってから、さて問題のこれを見よう。
で、いきなり感想。
「物体X」なんて全然関係ないじゃないか〜!
確かに「エイリアン」っぽいものは出てきたし、それなりに凶暴だったが、エイリアンとは違うじゃないか〜!
だまされました。
安手のSFが大好きな息子は喜んでいたが、このサギ行為の連鎖を広げないために、「観ない方がいいよ」と力いっぱい叫びたい。
「インファナル・アフェア U」
「1」がよかった、といって大内くんが観たがるので借りてみた。
実は私は「1」の時からこのお話がよくわからないのだ。
香港でヤクザと警察がそれぞれスパイを送り込んで、もう誰がどっち側なのかわからなくなる、という映画なのかなぁ。
大内くんも、「1をちゃんと覚えていたらもっと面白いんだろうけど」と言いながら観ていた。
彼的にはまあまあよかったらしいので、判断は保留。
「3」もあるんだ。どうしよう。
「バットマン・ビギンズ」
「バットマン・リターンズ」がよかったので、相当期待して借りてきた。
結果は、「ちょっとスカ」。
なんだか中途半端なんだよね、設定とか。
渡辺謙だって何のために出てきたかよくわかんない端役だし。
せっかく力のあるシリーズなんだから、もうちょっと面白くできなかったものか。
「観なくていいよ」
「エターナル・サンシャイン」
なんか難しい映画で、こういう時に私はいつも「メメント」を思い出す。
大内くんは途中でからくりがわかったらしく、「こう観ればいいのか!」と1人で納得していたようだが、私は最後まで納得がいかなかった。
でも、面白い人には面白いようなので、「観てもいいよ」をつけておきましょう。
くれぐれも、自分の記憶を消去したりしないように!
「宇宙戦争」
ウェルズで有名な話だが、有名すぎてラストが説明不足だったと思う。
でもさすがスピルバーグ、ものすごい大作に仕上がっている。
オーソン・ウェルズがラジオでこの小説を読んでいたら、多くの人々が本当に火星人が攻めてきたんだと思って大パニックになったのも有名な話。
スピルバーグもテレビニュース仕立てにしてたらパニックが起こったかも?!
「観てもいいよ」だけど、オチを知らない人でも理解できたか、聞いてみたいものだ。
「ハウルの動く城」
ずいぶん待って、やっとレンタルになった宮崎駿最新作。
うーん、絵はすごいね。
ストーリーがよくわからなくて、勝手に1人で見てた息子ですら、「けっきょく、あの『けいやく』ってなんだったの?」と聞いてくるありさま。
ワタシ的には、最初の方のハウルは「高見沢さま」。
途中で髪の色が変わってからは、性格も変わっちゃったみたいだぞ、ハウルくん。
まあ、一番の見どころは、「ハウルの半ケツ」ですかね。
それでもまあ、やっぱりすごいので、「観てもいい」んじゃないかなぁ。
「サハラ」
始まって30分、「あ〜あ、とんでもないB級をつかまされちゃったな」と思っていたのだが、いったん開き直って何の期待も持たずに観ると、これが案外いい話。
「ナショナル・トレジャー」と比べちゃちょっとかわいそうだけど、頑張ってるよ。
観てると砂で背中がちくちくするような気がするのは「ハムナプトラ」みたい。
ペネロペ・クルスはちょっと顔がいかつくなってきちゃったね。
全体通して、「観てもいいよ」でありました。
「炎のメモリアル」
ネタバレすれすれなので、観る予定の人は読まないでください。
最初は「バックドラフト」とどう違うんだ?と思う消防士モノ。
でも、よくできてる。
各シーンが古いと言うか、愛と勇気のアメリカン・ドリームなので、ラストはちょっと厳しすぎ。
ハッピー・エンドでいいじゃないか。
「ヴェロニカ・ゲリン」ほど、お葬式の必然性があったのか?
ちょっと割り切れない、悲しい映画でした。でも「観るといいよ」
「ネバーランド」
なるほど、「ピーター・パン」のお話はもとが戯曲だったんだ。
榊原郁恵がワイヤーで空を飛んでいたのも、正しかったわけで。
「不思議の国のアリス」とか「ドリトル先生」とか、コドモとのつきあいの中で生まれた作品って、けっこうあるよね。
どうということのない映画だけど、ちょっとロマンチック。
舞台のシーンがきれい。でも、「観なくてもいいよ」どまりかも。
05年12月
「姑獲鳥(うぶめ)の夏」
京極御大の名作、満を持しての登場。
堤真一の京極堂が、どこまで「憑きもの落とし」をカッコよくやってくれるかが楽しみだったんだけど、イマイチかな。
阿部寛の榎木津礼次郎も、期待のわりには出番が少ない。
要するに、原作がすごすぎて映画では追いつけてないという印象。
本当に期待していたんだけど、「観ない方がいいよ」とつぶやいてしまう。
そのヒマとお金で、原作買って読もう!
「ポーラー・エクスプレス」
これは、感動しました。
日本には、宮沢賢治の「銀河鉄道」、さらにはアニメの「銀河鉄道999」があったりする関係で、夜を突っ切って走る汽車ぐらいでは驚かないが、やはり、クリスマスとサンタを心から大切にしている人たちは、考えることが違う。
クリスマスだからって、赤プリに泊まったりケンタッキー食べたりしてる場合じゃないぞ。
欲を言えば、「シュレック」なんかでやたらに毛皮がふさふさ動いていたけど、このアニメの中ではコドモたちの髪の毛がぴくりともしない。
ヅラか?と突っ込みたくなる。
それでもすばらしい出来だったので、「観るといいよ」。
個人的には、ココアの踊りのシーンが好き。
「電車男」
うーん、これは、ドラマ版の方がよかったかな。
やっぱ、ネットの方々が電車男を支えているという描写が少なかった。
エルメスたんも、伊藤美咲はぶりっ子過ぎるので中谷美紀に期待してたんだが、こっちはこっちでなんだか違和感がある。
ということで、「観なくていいよ」。
どうしても観たいんだったら、ドラマ版をオススメしておこう。
「ALWAYS 三丁目の夕陽」
息子が見たがるので、珍しく映画館に出かけた。
面白かった。
主役の女の子はドラマ「野ブタ。をプロデュース」の野ブタじゃないか。案外カワイイぞ。
なんてことない人情映画だが、オート三輪が走り駄菓子屋でくじ引きが流行る昭和中頃の街を、よく再現している。
テレビが来たら大騒ぎ、とかね。
自分たちの子供時代にタイムスリップしちゃったよ。
「観るといいよ」かもしれない。
「クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」
しんちゃんには時々すごい傑作がある。
クリスマス・パーティーに来た友人も、「オトナ帝国」と「アッパレ戦国」がむちゃくちゃよかったと言っていた。
残念ながら、今回の作品は小粒すぎて上記2作には遠く及ばない。
一緒に見た息子も、「これはあんまり面白くないかな」とつぶやいていたよ。
それにしても、コドモがいるわけでもない45歳の男が映画版のしんちゃんを観ているというのは・・・しかも的確に批評しちゃうとは・・・マンガクラブOB恐るべし。
「海を飛ぶ夢」
「尊厳死」の話。(「安楽死」との違いがよくわからない私)
ちょっとミニシアター系のスペイン映画なんだが、なかなかよかった。
空を駆け、海に飛んでいく描写がキレイだった以外はあんまり印象に残らないのだが、けっこう骨太なところも。
アカデミーの外国語映画賞を取ったというのもうなずける。
悲しいストーリーではあるが、主人公が立派なので、身も世もなく大泣きに泣きたい時に観る映画ではない。
むしろ、人生に立ち向かっていきたい時に観てほしい。
「観てもいいよ」
「ペンギン物語」
これは、なんつーか、ただの記録映画?
3本入っているのだが、最初の1本は最新の映像技術を駆使して南極のペンギンたちを追っており、映像もキレイ。
でも、おまけについてきたような後の2本は、はっきり言って「小学校の体育館で、こういうの観たなぁ」という感じ。
でも、ペンギンって面白い。
一夫一婦制だし、30年も生きるし。
並んで行進してるとこなんか見ると、サルよりずっと人間に近いような気がするよ。(いや、実はただの鳥類なんですが)
やっぱり、立ってるってとこがポイント高いんでしょうかね。
彼らに、退化した翼のかわりに指がついてたら、人間並みに発達してしまうのでは、という危惧を抱きました。
いやー、ただの鳥でよかった!
ペンギンにくわしくなりたい人には「観るといいよ」。
でも、「キミはとってもペンギンに似ている」と大内くんに言われ、行きつけのマッサージの先生にまで「寝てても『気をつけ』の姿勢だもんね。歩き方も似てるよ」と笑われた私の、人間としての立場はいかがなものか。
「オペレッタ 狸御殿」
最初の15分でついていけなくなって、ワイプ。
予告編を見た時は面白そうだと思ったし、もっと観続けていたら面白くなったのかもしれないけど、なんか気力がなかった。
大内くんは「鈴木清順をいいと思ったことがない。世界がリスペクトしても、僕はしない」と言っていた。
なかなか、映画を最後まで観るのも大変だなぁ、と思ったよ。
「皇帝ペンギン」
「ペンギン物語」の横に並んでいて、すっかり「ペンギンな気分」になっていたので借りてしまう。
内容は「ペンギン物語」とほぼ同じ。
でも、ペンギンがいっぱい出てきてカワイイので許す。
大内くんは会社で「ペンギンは真冬に一生懸命卵をかえすんです」とうんちく並べて、上司に「それは皇帝ペンギンだけだろ。普通のペンギンは夏だよ」と言われたそうな。
確かにそうだが、なぜそんなことを知っている、上司よ。
「答え→上司も見た」なんだろうか?
「ミリオンダラー・ベイビー」
アカデミー作品賞」は全部観る、というのがうちのポリシーだが、どういう作品なのか全く知らずに観たのでいろいろびっくりできた。
クリント・イーストウッドがいい味出してるし、さすがに力が入っている。
前のめりに生きて、どんな状況でも前のめりという、ある種のアメリカ魂を見せてもらった。
とても悲しい話なのに、もう1回観てもいいなぁ、と思わされちゃうのはやはりオスカーの威力だろうか。
もうじき年末で大内家シネマベストスリーを選ぶ頃だが(ちょっと気が早いかな?)、なんらかの賞をあげたいと今現在は思っている。
「ぜひ観てほしい」
「阿修羅城の瞳」
市川染五郎がすっごくカッコよかった。さすが着物を着慣れているし、劇中劇の歌舞伎なんかやっちゃう。
渡部篤郎もいいカンジだ。
宮沢りえはちょっとイヤなんだが、大内くんは「彼女にはいっそこういうヘンな役をやってもらいたい」という意見だ。
とにかく、邦画にしてはいい出来だったと思う。
染五郎の、ふんどし垂らしての大立ち回りは、ドラマの「御家人斬九郎」の渡辺謙を思い出したよ。
ほとんどが染五郎のカッコよさでもってる映画。でも許す。
「観るといいよ」
「交渉人 真下正義」
「踊る大捜査線」からのスピンオフ映画。
ちょうどテレビドラマの「逃亡者 木島丈一郎」を見かけてたんだけど、時期的には「交渉人」の直前。
なんでこれはドラマで、映画じゃないんだろうか?
で、「交渉人」の方なんですが、「地下鉄ジャック」って古畑にもあったなぁ。
織田裕二が出てないのにかなり面白かった。
「容疑者 室井慎次」も期待できるぞ。
「ロボッツ」
最近もう、CGがどんなに動いても気にならなくなってしまった。
これもすごい動きなんだけど、「あたりまえ」感が強くていちいち驚いていられない。
内容的にはすごく古典的というか、ごく普通の「起承転結」が1時間半の中で起こるだけ。
コドモ向けなのかな。
夏に名古屋の実家に行った時に封切りを見た息子は、「面白かったよ!」と言っていたが。
オトナとしては、「観なくていいよ」かもしれない。
さて、恒例「大内家シネマベスト」です。
今年は101本の映画を観ました。
ふり返るとどれも面白く、選考会は難航しました。
結果はこうです。
大内家シネマベスト2005
1位
「ミリオンダラー・ベイビー」
闘うとは何か。生きるとは何か。
生きることを超えたところに、答えはある。
2位
「ナショナル・トレジャー」
ハラハラドキドキ冒険映画の真髄がここに結実。
気がつくと身を乗り出してニコラス・ケイジを応援している自分がいる。
3位
「真夜中の弥次さん喜多さん」
愛と哀しみの果てはどこに。
ゴールに行き着いても終わらないお伊勢参りがそこにある。
特別賞
「スターウォーズシリーズ」
ついにシリーズ完結。
6話全部につまった大宇宙サーガ。このスケールは誰も超えられない。
邦画賞
「北の零年」
辛酸をなめながら地を這うように生きる人々。
その中に人間の本当の姿がある。
ドキュメンタリー賞
「ペンギン物語」
「皇帝ペンギン」
2作あわせての受賞。
一生懸命生きていることでは人間をしのぐペンギンたちの姿に、感動。
アジア映画賞
「LOVERS」
あでやかな色彩が心に迫る愛の物語。
チャン・イーモウ監督、渾身の作。
外国語映画賞
「バティニョールおじさん」
地味ながら、人間の尊厳にあふれる1作。
人生、捨てたもんじゃない。
アニメ賞
「ポーラー・エクスプレス」
クリスマスの夜の奇跡がいつでもよみがえる。
CG全盛の時代ながら、頭ひとつ飛び抜けた名作。
主演男優賞
「誰にでも秘密がある」
韓国四天王の一角、イ・ビョンホン。
甘いマスクに隠された秘密は?
主演女優賞
「ALWAYS 三丁目の夕陽」
ドラマ「野ブタ。をプロデュース」でも存在感と演技力を発揮した堀北真希。
今後の活躍を期待する。
いかがでしたでしょうか。
皆さんの新年のシネマライフの参考になれば幸いです。
毎年毎年新しい映画が作られて、本当に楽しませてもらっています。
今年もいい映画がいっぱい観られますように。
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