14年1月

永遠のゼロ

お正月から息子と一緒に観た戦争映画。
岡田准一カッコよすぎ。ドラマの「タイガー&ドラゴン」で落語はヘタだ、と思ったと言う大内くんでさえ、今年の大河ドラマ、「軍師 黒田官兵衛」を観るしかないか?と、思うそうだ。
今の若い人の描き方がちょっとステレオタイプで、息子は、「あんなふうに決めつけられても困る」というようなことを言っていた。
戦争映画としてはまあまあの出来だが、ラストの数秒間がすべてをさらって行った。大画面で観て、よかったかもしれない。
今年最初の映画は「観てもいいよ」。

真夏の方程式

東野圭吾の「ガリレオ・シリーズ」映画化。福山雅治はあいかわらず「どハンサム」だ。
原作を読んだ私は何とも言えないが、大内くんはかなり感心して観ていた。
舞台になる海がビジュアル的に美しく、映画向きだとも言える。
「最近、邦画はあたりが多い。と言うか、邦画しか観られなくなってる」と大内くんは喜んだり嘆いたりしてるけど、私もおおむね同じ感想だ。
小説原作がむちゃくちゃ多いしね。
東野圭吾は今やその稼ぎ頭だろう。
「ガリレオ・シリーズ」もだが、阿部寛を主演にすえた「加賀恭一郎シリーズ」も映画化されて大ヒット。
私はどちらの小説も好きなので、頑張れ、東野圭吾。映画もなるべく観るよ。

図書館戦争

これも小説原作。続編も含めえ4冊もあるよ。
公序良俗のため、不適切な本を処分したり焼き払ったりする「本の敵」良化特務機関」を、読者にどんな本でも提供するという図書館部隊が、互いに武装してドンパチ繰り広げる、という荒唐無稽な話。
岡田准一はあいかわらずいい味出してんなぁ。
ただ、心は図書館隊に寄り添う我々も、自炊と称して本をバラバラにして紙くずにしてるわけで、情報こそ残すものの、火炎放射器で本を焼いちゃう良化特務機関といかほど違うのか、と、著と自己嫌悪に陥りながら観た。
本を愛する人たちよ、立ち上がれ!。言論の自由、思想の自由を守りぬけ!
さて、まあ本を裁断して、自炊するかぁ。

許されざる者

1960年の西部劇を1992年にクリント・イーストウッドがリメイクして、それをさらにリメイクしたのがこちら。
舞台は西部から北海道に。いい発想だ。
主演の渡辺謙はすばらしく、いやぁ、この人は、白血病から生還したのち、「死」を身近にした人の凄みが出たね。
たんぽぽ」に出ていた頃はまだチンピラだったんだが。
明治の始め、北海道を最後の場所と思い定めて逃げてきた男たちや、アイヌの人々が実によく描かれている。
手塚治虫の「シュマリ」を思い出すなぁ。
一緒に観ていた息子が、ラストシーン近くの大騒ぎを見てひと言、「つえっ!」。(「強い」の意)
うん、腕に覚えがある、というのはいいことかもね。
そんな「腕」を封印した男の話。そこも「シュマリ」に似ている。
いい役者さんがそろってます。「観るといいよ」

終戦のエンペラー

この映画を観るまで、アメリカ軍が日本人をどう思って「占領軍」としてやってきたのか、ということを考えたことがなかった。
「特攻」しちゃうような人たちの国に踏み込むんだから、おっかないよね。
昭和天皇の描き方も、私は良かったと思う。
戦争はデリケートな話題なので、他の人の意見は違うかもしれないが、天皇をめぐる人々の「畏敬のオーラ」がすごかった。
(今の皇太子なんて、2ちゃんでボロクソだぞ。いいのか、それで)
ただ、最初ちょっと信じられなかったんだけど、これってアメリカ映画なんだよね。邦画じゃないの。
大内くんは、「主演がトミー・リー・ジョーンズである以外、知らない俳優だらけ。向こうでは相当なB級映画だと思うよ」と言う。
でも、これを作ってくれなかったら、私は「天皇の戦争責任」について何も考えずに終わってたかと思い、ちょっとぞっとした。
何でも教養。「観るといいよ」

14年2月

遊星からの物体X

息子と突然一緒に見ることになったのだが、やはり面白い。
彼も好きな1作のようだ。
「『ファースト・コンタクト』も良かったよね」と言う。
もうちょっと安くなったら買おうかな。
それよりカーペンター監督が続編の企画を持っているというウワサの方が気になる。
作ってくれないもんだろうか。

レ・ミゼラブル

これも息子と、夜中に。
「やっぱ、外人は歌がうまいよ」と言うが、ラッセル・クロウとヒュー・ジャックマンが歌が歌える、ってのは私もこの映画を見て初めて知ったんだ。 みんながみんな、うまいわけじゃない。
原作を読んだことがない、というのはかなり問題だ。
「銀の燭台もおまけにつけてもらって、真人間になる」なんて、ほとんど一般常識じゃないか。
読んでくれ。

アビス

家にあったのを息子が1人で見ていたので、途中から参入。
壮大なSFではあるものの、完全版についてくる最後の「竜宮城」は、私はいらないと思う。
息子は「コクーン」もいつの間にか見ていたらしくて、「ちょっと似てる」と言っていた。
コクーン」ね。あれもおススメの1本ではある。続編もいいよ。
アビス」は、私の中ではワンランク落ちるかな。でも、買っちゃうぐらいだから、好きなんだよ。

アイ・アム・サム

息子が最近見た映画の中で最も感動した、と言っていたので、買ってみた。
前にレンタルで1回見てるけど、確かにいい映画だね。
ショーン・ペンがいなければ成立しないだろうけど。
全編に流れるビートルズ・ナンバーを、息子はクラシックの一種だと思ってるのかもなぁ。

カッコーの巣の上で

もう何度観たかわからないが、あいかわらずスゴイ。
私は「ナース・ラチェッド」がそれほど嫌いではなく、混沌に秩序をもたらす灯台のような人だと思う。
そこにジャック・ニコルソンが出てきて、「自由に生きる」というアメリカ魂を発揮しちゃうから、ナース・ラチェッドとは合うわけがない。
ベトナム戦争が終わり、アメリカが「自信を取り戻す」って映画なんだろう、と想像する。
ラスト10分ぐらいのたたみかけはスゴイ。
ケータイ握ってた息子でさえ、
「えっ、何?なんで!?」と大騒ぎしていた。
息子よ、アカデミーの作品賞は全部「押さえて」おくことを勧める。

アンドリューNDR114

昔観た、アシモフの作品から取ったSF、というか、アンドロイドもの。
ロビン・ウィリアムズがだんだん人間らしくなっていくのが面白い。
息子用に入れてあげたアプリで観たんだが、1人で見るならiPadの小さな画面でもOKだなぁ。
この機会に、アシモフの「われはロボット」「ロボットの時代」というSFオムニバスを読み返したくなった。
ついでに息子にもおススメしたくなる。
うーん、今、キイスの「アルジャーノンに花束を」(しかも、中編じゃなく、長編の方)を渡してあるから、当分は無理だろう。
ちょっと泣ける軽い映画です。機会があったら、どうぞ。

宇宙人ポール

珍しく息子からのおススメで観ることになった。
いたるところにアメリカSFの影があり、思わず息子に「『未知との遭遇』とか、見たの?」と聞いたら、「見たよ」と軽い返事。
もっといろんなものを見てないとついていけないぞ。
それにしても、どうして地球人は宇宙人が人間の形をしていると思うんだろう。
もっと奇天烈な格好をしてても不思議はないと思うんだけどなぁ。頭がお尻についてるとか。
思っていたよりは面白い映画だった。
今後も息子のおススメはなるべく観るようにしよう。

14年3月

エリジウム

途中で寝てしまってストーリーがわからないのだが、「第9地区」の監督さんの作品らしい。
我々は、「第9地区」のラストがとても好きなんだ。
この作品もよかった、と大内くんは言う。
SF映画で寝ちゃうなんて修行が足りないというか、老化現象が著しい気がして、ちょっとガックリ。
ジョディ・フォスターとマット・ディモンは両方とも好きな俳優さんだし、観る気満々だったんだけどなぁ。
「ひと握りの特権階級に対する革命の話」なんだと大内くんは言っている。
皆さんは、寝ないで観てあげてください。

少年H

私は開始後30分ほどで寝てしまったので、全部観たという大内くんの意見だが、面白かったそうだ。
「妹尾河童とか僕らの親の世代は、終戦で本当に価値観がひっくり返っただろう。昨日まで神様で、その人のために死ね、と言われていた人が、人間宣言しちゃうんだから」と言っていた。
たくましく生き抜いていると言えなくもないが、基本的な価値観が一貫してない、もしくは「自分しか信じられない」人間になるのは当たり前だろう な。
老人ってのは、発言権がないようで案外世の中に大きな影響を与えるものだ。
彼らがいなくなった後の日本はどんな感じだろう。
「団塊の世代」次第か。

ウルヴァリン:SAMURAI

あれは日本の剣道じゃない。中国剣法だ。
真田広之も、監督に注意してあげればいいのに。
ラスト・サムライ」で日本の山奥にヤシの木が生えてた時ぐらいの違和感があった。
どうしてアメリカ人は日本趣味と中國テイストを混同するのかなぁ。
私は「X-MEN」のシリーズが大好きで、全部買って持っているのだが、これは、史上最低の出来の「X‐MEN」だった。
自信を持って、「観ない方がいいよ」と断言できる映画でした。

アメリカン・グラフィティ

実は「セント・エルモス・ファイアー」が観たくて借りたんだよね。
青春群像モノには違いないが、全然別のストーリーだった。
これはこれで、いい出来で、古い映画もたまにはいいな、と思った次第。
それにしても、アメリカの小さな町の若者は、何やら持て余してイライラしてるねぇ。「ツイン・ピークス」を思い出したよ。
車と酒とセックスしかないのかい!と突っ込みたくなる。
まあ、若者に同情しつつ、個展に敬意を表して、「観てもいいよ」。

14年4月

ミッドナイト・ガイズ

1時間半ぐらいの短い映画なんだが、実によくできていた。
アル・パチーノ出ずっぱり。
老人になったらこんな感じかねぇ、と大内くんとつぶやきながら観た。
ラストはまるで「明日に向かって撃て!」。泣けたよ。
敬老精神も足しておいて、「観るといいよ」かな。

セント・エルモス・ファイアー

遅くなったけど、こないだ「アメリカン・グラフィティ」と間違えていたこのアメリカ映画を借りてきた。
昔、さんまや大竹しのぶが出ていた「男女七人夏物語」とか、江口洋介と唐沢寿明が鈴木保奈美を取り合う「愛という名のもとに」とかはこのへんから来ているのか?と思っていたけど、実はあんがい、ストーリー上の仲間うちのくっついたり離れたりは、なかった。
日本のドラマはそういうパタンが多いんだが。
話はそれたけど、この映画、けっこうシビアな話。
大学を出たばっかりぐらいの歳で、「自分の人生」に責任を持て、っつーのは難しい。でも、アメリカ人はそれを要求する。
幻の「セント・エルモの灯」に導かれてあっち行ったりこっち行ったりの、ゲイや麻薬をちょっぴりまぶした青春群像劇。
久しぶりに見たので勝手に期待してたんだが、思っていたほど名作ではなかった。
こっちが歳とっただけかね。「1回は観ておいてもいいんじゃないか」という程度でした。

スター・トレック イントゥ・ダークネス

寝てました。すみません。
大内くんは、「まあまあ面白かった」と言っていた。
SFオンチで、ましてエンタープライズ号に何の思い入れもない彼がそう言うんだから、きっとよくできていたんだろう。
昔は「トレッキー」の友人がたくさんいたが、彼らは今でも思い入れて観てるんだろうか。
若いスポックはバルカン星人にしてはすぐに頭に血がのぼるなぁ、という以上の感想はない私。
やっぱ、レナード・ニモイでないと気分が出ないね。
確か、前のスタトレに歳くったスポックとして出てきたような気がする。よかったような気も、同時にする。
今回はまあ、そこそこ、ということで。

14年5月

ゼロ・グラビティ

さすが堂々のハリウッド映画。
原題は「グラビティ」[重力)のようなので、敢えて「ゼロ・グラビティ」とした意図を大内くんと考えた。
調べればわかることかもしれないが、最近、そういうことをあまり調べないようにしている。
「答え」がすぐわかっては面白くないからだ。
これは余談。映画はものすごく面白かった。こういうのはハリウッドの独壇場だ。
「まあまあ」と言っていた息子に「ものすごくよかったよ!」とメールしたら、「おじさん世代にはいいかもね。ジョージクルーニーとサンブロだ し」とレスされ、とり残された気分に。
いや、勇気を持って、いいものはいいのだと言おう!
(しかし、「声だけ」とか「死んでる」をのぞくと、登場人物の少ない映画だなぁ)

謝罪の王様

これは、去年の10月に息子の成人のお祝いで東京駅近辺を歩いていた時、イルミネーションの街路樹を見て、「ここ、『
謝罪の王様』で見た。す ごく面白かった」と言われて以来楽しみにしていたもの。ついにツタヤ入荷。
シーンごとに意味がきちんとあって、細かいとこまで伏線が張ってあって、クドカンらしい神経質で気の抜けない、しかし大笑いできてしまう映画 だっ た。
これを見て観て大内くんが息子に送ったメールが、「すごくよかった。七光らせてあげられなくて、ごめんね。ワキゲボーボー!」というもの。観た人にしかわからない。もちろん返事は来なかった。
(親が1本映画を観るたびにメールが来る、という関係もウザいもんだろうと思う)
邦画はこういう方向にしか面白くならないのかなぁ、と、「
ゼロ・グラビティ」の堂々の横綱相撲と比べて少し寂しくはなるのだが、これはこれで 評価できる。
ワタシ的には、最後の「ワキゲボーボー!」のシーンはちょっとクドすぎる。
「名は体を表す」とは、すでに大勢が言っていることだろう。

47RONIN

こういう形で描かれて、初めて納得できる「赤穂浪士の討ち入り」ってのもあるなぁ、と素直に感心。
最初は「国籍不明!」と驚いた衣装や時代考証だが、日本じゃない、どこかの国のファンタジーなんだ。
CGが「たたり神」みたいでちょっとつらい以外は、よくできていた。
「武士道」って、日本人にもよくわからないよ。我々の血管を今も流れているのかね?とてもそうは思えない。
大内くんは借りたくなさそうだったので、観終ってから、「キミが正しかった。深々と反省し、謝罪する」と言っていたが、昔はこんなことでもい ちい ち腹を切っていたのだろうか?
それにしても、キアヌ・リーブスと真田広之はもうオトモダチだろうなぁ。

グランド・イリュージョン

正直言って、こんなに面白い映画は初めてだ!と言っても過言でない面白さ。
演出が細かくよくできているし、イリュージョンの部分と現実の犯罪の部分の組み合わせ方がうまい。
ツムラ・イリュージョンだって見たし、ちょっとやそっとの手品じゃ驚かないぞ、って思ってたけど、小ネタの手品から大がかりなイリュージョン まで、惜しげもなくネタばらししてくれて、贅沢な造りだ。
「秘密結社」の部分がちょっと弱いのが難点かな。
最後に、ほんのちょっとだけ「剣と魔法」みたいになっちゃうところと。(ラスト・キーのカードの部分)
でも、久々に「終わらないでくれ!」と祈りながら観る、という感じの快作だった。
「詐欺師モノ」はおうおうにして点が高いが、これは、その中でもほとんど最高だった。
ぜひ、観るといいよ!

地獄でなぜ悪い

スゴイ映画です。血腥くて、気分が悪くなる以外は、大好き。
いや、無茶苦茶だ、というのが気にならなければ、ですよ。
あと、個人的に気に入らないのは、監督が主演女優に惚れ込み過ぎていて、しつこく撮りすぎること。
もっとあっさり撮ったらいいのに。けっこう迫力のある娘なんだし。
(息子曰く、「いい女だ〜」)
いろいろ飛びます。画面真っ赤です。
長谷川博巳がこんなにキレた人だとは、「鈴木先生」を見てる頃は気づかなかった。単なる爬虫類系、というか、体温の低い人なんだとばかり。
堤真一と、どっちがキレるか、張り合ってる。かなり、長谷川博巳の圧勝だが、堤真一も善戦した。
ラスト、「映画でした〜」ってしちゃうのは反対。
あれは、監督の「照れ」だと思う。
しかし、本当に凄かった。上映して、いいのかね、こんなの。

ダイアナ

イギリスでは評判が悪かったらしいし、我々も最初はナオミ・ワッツが全然似てねーじゃん!って思ったんだけど、これはこれで、すごい純愛の話 だっ たなぁ。
王室ゴシップ好きで「チャールズ皇太子の人生修行」とか「ザ・ロイヤルズ」とか買って読んでる私ですら、「インド人の歯医者じゃなかったか な」と 思っていた「パキスタン人の外科医」。
知られざる話にスポットを当てた、という意味では価値のある映画だった。
しかし、オフィシャルには1人としか不倫をしてないチャールズ皇太子より、数人の愛人を持っていたダイアナの方が世の中的には同情されて る、って のは、先にやった方が悪いとは言え、割り切れない話だ。人徳の差だろうか。
いい話だった。ここまで破竹の6連勝中の我々。
どこまでいけるか。

タイピスト!

ちょっと小ぶりだけど、いい映画だった。フランス映画らしい要素がいっぱい。
「描くべきことは全部描いてある」という、なんだか映画学校の教材のようでもあるんだが、とりあえず感動した。
7連勝中、ということにしておこう。
タイピングが腕力だった時代の話だね。
あと、今は管理職ですら自分でワープロを打つ、と大内くんはため息をついていた。
隔世の感がある。嗚呼、電脳時代。

大統領の料理人

おなかがすいている時には絶対観てはいけない。食欲がケダモノになる。
友人が、この映画に出てくるメニューを食べる会を開催したのだが、行かなかったことを、観て改めて後悔した。
(私は下戸なので、「ワインの会」だったところがハードルが高かったのだ)
実は「南極料理人」。あの映画もこれぐらい食べ物に凝ってくれたらなぁ。
いや、ラーメンを作る、っていうのも、ある方向への凝り方だとは思うんだけど、やっぱり、地道で寒い任務の合間には、「ハレ」の料理が食べた い。
ミッテランがもうちょっと若かったら、もっと彼女の料理をカロリー気にせず堪能できただろうになぁ。
でも、フレンチにしてはローカロリーだと思うよ、実際。
秋にはイタリアに行って「乾燥ポルチーニ茸」をたくさん買ってくるつもりなので、「似て非なるモノ」のオムレツを作ってみよう。
でも、彼女だって南極では「フリーズドライでカンベンしてね!」と言っているポルチーニ茸。
きっと充分おいしいよ!8連勝中。

悪の法則

人間関係ややこしすぎる。
最初に、ペネロペ・クルスがブラピと組んで悪質な美人局か「最中に後ろからぶん殴る」強盗を働いてひと仕事、って感じの陽気な詐欺師モノを想像してたのに、もっと救いのない、陰湿な、エログロな1本だった。
こんなものを息子と観る羽目になっちゃって、どうしたらいいんだ。
エロいシーンだらけだぞ。とどめは「ナマズ」だし。
「けっこう仮面みたいだね」とは言ってみたが、息子にそんなの通じなくて、なんだか上塗りな感じだよ。
終わって、「面白かった?」と聞いたら、ほがらかに、「全然」。私たちもまったく同感だよ。
ついに連勝記録ストップ。8勝1敗。
あーあ、最近は、生首が流行ってるんだろうか?

タニタの社員食堂

予想通り「ほのぼの」としか言いようがない。長いこと観たかった1本だ。
いろいろ観てる間に遅くなっちゃったけど、こんな社員食堂で1日2食食べたらやせられるだろうなぁ。
大内くんの会社の社食は、彼をして、「もっと『ガテン系』で揚げ物いっぱい。ボリュームたっぷりで、千キロカロリーは下らないだろう」と言わしめるほど。
私が家で作るごはんの参考にしたい。
みんな考えることは同じようで、レシピ本はすごく売れたらしい。今さら買うのもナニかねぇ。
いい映画だった。
息子には、
「絶対面白くないのに、何で見てるの?惰性?」と聞かれてしまったが、オトナにはオトナの悩みがある、ということで。
ダイエット、それはオトナの永遠の夢だが、「今の20代の女性は、戦後すぐの人々の摂取カロリーより少ないカロリーしか摂っていない」などと言われると、コワくなるなぁ。

キャプテン・フィリップス

「大真面目な映画」というのが第一印象だ。
ひっかけやトリックは全然ない。
ひたすら、海賊に襲われて人質にとられた船長の救出を図る。
トム・ハンクスは、うちでは「簡単に太ったりやせたりできる人」として有名だが(「
キャスト・アウェイ」なんて観るとよくわかる)、今回は少 し太めの頼りがいのある船長さんのイメージ。
ハリウッド映画の王道を行っている。
「観てもいい」んじゃないだろうか。

42

これは、面白かった。
黒人が初めてメジャーリーグの野球チームに入り、仲間たちからの差別を受けながらも、だんだんに人柄や腕前で信頼を勝ち取っていく、という、「いい映画」の王道だ。
黒人が差別されていた時代を振り返ると、本当に腹が立つが、今現在、我々は誰かを差別していないだろうか。
ハリソン・フォード演じるチームのオーナーが、「信心深く説教くさい」という本来なら嫌われそうなキャラだが、さすがに役作りがちゃんとしてて、公平で高潔な人に見える。
野球のことは詳しくないので大内くんにいろいろレクチャーを受けながら観たが、一見の価値あり。「観るといいよ」。

14年6月

中学生円山

これはねぇ・・・息子の強い推薦があったし、気にはなっていたので観たが、さて、その2時間を返せ!と言いたくなるかどうかは観る人次第だろう。
うちは、「金返せ」とまでは言わないが、「観なくてもよかったんじゃないの?」という脱力感に悩まされた。
もっとも息子に言わせれば、これの面白さがわかんないなんて、トーシロだ、という感じなのだが。
話のタネに、観ることは止めない。
ただ、脱力するよ。

ホット・ファズ

これも息子の強いおススメ。
どうも、最近、息子と映画の趣味が合わなくなってるのでは、という危惧を感じる。
まあ、おちゃらけ警察モノが、意外とシビアだった、という点では「ポリス・アカデミー」に通じるところがある、と私は思った。
これまた、観たい人は止めない。
大内くんに言わせれば、「そう、悪い映画でもない」そうなので、息子と大内くんを信頼できる人は観てください。
私はもう、この2人が信用できなくて困っているのだ。(タメイキ)

14年7月

ウルフ・オブ・ウォールストリート

ディカプリオくんもオトナの俳優になったものだ。
大金持ちの、セックスとアルコールの世界。
日本では「狼」は「一匹狼」のように良いイメージがあるけど、西洋では「赤ずきんちゃん」を持ち出すまでもなく悪役なんだろうなぁ。
大内くんは「かなり面白かった」と言っていた。私は途中から寝ていた。
個人的には「観なくていいよ」。

マラヴィータ

ロバート・デニーロとミシェル・ファイファーが夫婦役。
声優に水樹奈々が出てるので、息子にも教えてあげた。
それに、ものすごく面白かった。
ある意味、息もつかせぬストーリー運び、充分な伏線、そして、テーマが非常に「クサい」家族愛であるところまで、よく描けていた。
「小さな作品」ではあるものの、こういうものを「たまたま」発見してしまった時の歓びは、筆舌に尽くしがたい。
大学生の息子も「すごく面白かった」と言っていたので、若い感性に敬意を表して、「観るといいよ」!

スティーブ・ジョブズ

よくできているが、映画としては食い足りない。
マンガで言えば、「バスト・ショット」ばかりで描いてる、って感じ。
実際、ちょうどヤマザキマリがこれのマンガ版を描いているけど、そっちも、ジョブズのイメージに引き寄せられた感じで、世界が狭い。
今の生活に使っている「i シリーズ」には大変お世話になっているので残念だが、「観なくていいよ」。

武士の献立

これは、実に面白い歴史映画だった。
ストーリーを聞いただけではわからない、細かい設定とか脚本が実にうまくできている。
加賀百万石の底力を見栄せてもらった感がある。
上戸彩も可愛かったが、配偶者役の人の名前はまだ聞いたことがない。
これから有名になって行くのだろう。
邦画が良くなって行くためには、こういう人たちに頑張ってもらいたい。
「観るといいよ」

14年8月

鑑定士と顔のない依頼人

これは、面白かった。それほど期待してたわけじゃなかったところへの意外な話で、もうけた気分。
まさかこういうネタだとは。
ただ、見終ってもいろいろ謎は残るので、それを大内くんと話し合う。
しまいに、ネットの「ネタバレ」感想まで見てしまった。
何を言ってもネタバレになります。観てください。
主役は「英国王のスピーチ」のあの人だ、と大内くんが言っとります。
いささかヨーロッパ的な匂いのする猟奇趣味が肌に合わない感はあるけど、本当にぐいぐい引きこまれちゃった。

アメリカン・ハッスル

何が感心するったって、’70年代をあそこまで忠実に再現してるのがスゴイ。
BGMはビートルズの香りがぷんぷんするし、スーツ襟の幅、アメ車、空気の匂いまでが当時のままな感じ。
話は単純だが、ていねいに作った、深みのある映画だった。
ただ、日本に「司法取引」は持ち込まない方がいいんじゃないかと危惧したよ。
海千山千の犯罪者たちに「取引」を持ちかけるというのはどうも危ない。
そんな、だましだまされのお話。面白いよ。

ローマの休日

イタリアに行く前に3回ぐらいは観よう、と言ってDVDを買って、2回目を観たが、もう旅行までひと月ちょっとしかないじゃないか。
しかも、スペイン広場は飲食禁止になっているらしいし(階段の上で買うジェラートだけは別、とも言われている。ホント?)、トレビの泉は現在工事中なのだ。さめざめ。
今はやってないんだろうけど、サンタンジェロ城のダンスパーティーって、どんな感じかなぁ。
ディスコみたいなもの?
グレゴリー・ペックは、常にどこかにもたれている。
「俺のダンディズム」というドラマで教えてもらった通り、ダンディな男というのは「もたれている」もんなんだなぁ、と、あらためて感心した。
「ノブレス・オブリージュ」にのっとり、燃え上がる恋心を鎮めて、「何と言ってもローマです!」のひと言に込めたオードリー・ヘップバーンの威厳に心打たれる。
さすが名作。イタリアに行く人も行かない人も行ったことのある人も、みんな観よう!

トリック劇場版 ラストステージ

観ないつもりだったのに、息子が借りて来てしまったので、もったいないからみんなで観た。
息子は、私には意味のわからないところで笑う。「堤幸彦って、バカだね〜」。
この感想についていけない、かと言って「わからん」というのもくやしい、というわけで、息子の顔色をうかがいながらの2時間だった。
素直に、最後は泣けたよ。
野際陽子がキレイなおばあさんだなぁ、というのが最大の感想ではあるのだが。
ドラマ版の1を見てみたくなってネットでさがしたら、あるわあるわ。
うん、始まりと終わりはこう結びついているんだね。
今や上田も山田もギャラが高くて製作費がかかることだろう。
継続は力なり。「観なくていいよ」

利休にたずねよ

これも、なかなか意外な話だった。
利休って、一夜にして出来上がった人格だったんですねぇ。
ずっと死に場所を探していたというか・・・
イヤミな茶人、というふうにしか考えていなかったけど、人にはいろいろドラマがあり得るもんだ。
1回、友達の指導で「お茶席」をやったことがあるので、もう茶の湯は怖くない。
ぐいっと飲んで、「けっこうなお点前でした」って言えばいいんだよ。
あんなうんちく垂れな人々とまともに話しても勝てっこないもん。
ま、鮮烈なラブストーリーでした。「観るといいよ」

リベンジ・マッチ

ロバート・デニーロは「レイジング・ブル」で、スタローンはおなじみの「ロッキー」で、それぞれ相当ボクシングを「習った」時期があるだろうとは言うものの、70歳過ぎてボクシングはホントかい、って感じだった。
でも、2人ともスゴイ肉厚な身体だったよ。脂肪もついちゃいるが。
まさかあの年の2人の「肉体美」を鑑賞できるとは思わんかった。
50も半ばになって、そろそろ引退モードかな、とのんびりかまえていたのに、ああいう人たちを見ると引退どころじゃないじゃん!
これから、ひと仕事しなきゃいけない雰囲気じゃん!
「アド街ック天国」で「102歳で自家焙煎のコーヒー豆を配ってまわるおじいちゃん」を見た時ぐらい、うろたえた。
とりあえず、自転車の練習と腹筋をやろう。「観るといいよ」

大統領の執事の涙

思っていたのと全然違う映画だった、というのが大内くんと共通の最大の感想。
(少しネタバレ)
「使用人と主人の心の交流」の話だとばかり思っていたが、実は「父と息子の物語」だったんだ。
大内くんはなぜかアメリカの大統領にとても関心があって、特にケネディの下半身問題が気になるうえ、どちらかと言えば憎まれ役のニクソンが大好き。
私もその影響を受け、「ウォーターゲート事件」は水に流す気持ちになっている。
そんな大統領たちに使えた黒人執事の物語。観る価値はアリ。

14年9月

ローマでアモーレ

イタリアに行く前に観なくちゃ、と思ってた映画。とても面白かった。
ライフ・イズ・ビューティフル」や「ピノッチオ」で監督としても素晴らしい腕前を見せたイタリア映画界の鬼才、ロベルト・ベニーニがいい味出し てる。
ウッディ・アレンの映画に一貫したストーリーは期待しない、という姿勢で観たのがよかったのか。
本人も枯れてきて、あいかわらずの出ずっぱり出演やインテリぶるのも落ち着いて来たし。
まさにローマに行く前に観よ、という感じの、ローマのカタログみたいな映画。
我々もローマの魔法にかかりたい。もうじき行くよ!ローマ、アモーレ!

ウォルト・ディズニーの約束

メアリー・ポピンズ」の映画の陰には、こんな話があったのか。
ぜひ借りてきて観なくては。
トム・ハンクスがウォルト・ディズニーそっくりだった。化ける人だなぁ。
私は元々の原作がキライで、何しろ冗談ひとつ言わない怖い「ナニー」が急に現れるし、ファンタジーの部分は破天荒だし、とても共感できなかった よ。
映画は、メアリー・ポピンズが笑っているので何やらほっとしたもんだ。
(でも、30年ぶりに読み返したら、ポピンズさんはいきなりデートして、にこにこしてた。読む年齢によって、印象というのは変わるもんだなぁ)
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」は小学生の時に覚え、今でも言える。
(と、思っていたら、今日ちょっと思い出せなくってドキドキした。忍び寄るアルツハイマー)
泣ける映画だった。「観てもいいよ」

14年11月

エレキの若大将

加山雄三主演のこの有名な映画を、きちんと観るのは初めて。
彼の2大ヒット曲、「君といつまでも」「夜空の星」が盛り込まれている、おそらく一番知られた、良く出来た作品だろう。
(映画では「弾厚作」というペンネームが使われているため、本人の作曲したものだとは、数年前まで全然知らんかった)
「若大将」はいいとして、田中邦衛演じるライバル(?)の「青大将」も、出てくるなり説明不要でそう呼ばれる。
その頃の、常識だったんだね。
「エレキ・ブーム」を再確認し、当時の演奏がレベル高かったことも知ることができる素晴らしい作品だった。
BSの「若大将シリーズ」で観たので、来週は「アルプスの若大将」を録画できる。若大将、バンザイ!

X−MEN フューチャー&パスト

このシリーズは、本当に面白い。(ただし、「SAMURAI」はのぞく。あれは、スピンオフ扱い)
シリーズものとしては、「エイリアン」「ターミネーター(ただし、「2」まで)」と並んで、私の生涯のベストテン入りは確実だ。
ファースト・ジェネレーション」を描いちゃって、そのあとはもう続き作れないだろう、と思っていたが、このやり方ならいくらでも作れる。
ウルヴァリンの愛を、こう描くとは。
「おとといきやがれ」、最高だ。
「ぜひ観るといいよ」。うーん、このままだと、今年の大内家ベストを取っちゃうなぁ。

高速!参勤交代

笑える。だが、まあ、それだけ。
泣ける部分もないではないが、やはり、それだけ。
「参勤交代が、いかに地方大名にとって負担であったか」ということはしみじみとわかるのだが。
ジャズ大名」を観た時のような、底抜けな快感はなかなか得られないもんだ。

ブルー・ジャスミン

ウッディ・アレンも歳を取ったのか、ついに理解できる映画を作り始めた。
いささかヘンな部分がないでもないが、ケイト・ブランシェットの上品さがすべてを救っている。
彼女がアカデミー主演女優賞をこれまで取っていなかった、ということを、今回初めて知った。意外だ。
ウッディ・アレン映画の中で一番面白かったかもしれない。
いや、一番はやはり、イタリアに行く前に観た「ローマでアモーレ」か。
「観てもいいよ」

それでも夜は明ける

今年のアカデミー作品賞だけあって、実に骨太な、緻密な作品だ。
それだけで1本映画が作れそうなエピソードを、そこら中にまき散らして、贅沢な造りだし。
アメリカの人たちの、自分たちのやったことをふり返りふり返り反省する姿勢には頭が下がる。
ただ、ブラッド・ピットは、主人公を救う役として出てきちゃいけないと思う。しかもあんなにあやふやな態度で。
製作にも携わってるんだから、主人公を裏切る役の人と、交代してもらいたかった。
あと、最近の気にくわない傾向として、「Baset on true story」の場合、最後にテロップでその話の終わりまで持って行くことが多いが、なんとか映画の中で映像としてやれないだろうか。
「そして彼は、なになにをして、何歳まで生きた。彼の死の真相は、謎に包まれている」的な説明に頼り過ぎだ。
社会派で実話に基づくのが、アカデミーを取る条件みたいになっちゃってるのもいささかどうかと思うし。
でも、素晴らしい映画ではあった。何度も泣いた。「観るといいよ」

パークランド −ケネディ暗殺、真実の4日間

大内くんが大好きな「ケネディ暗殺モノ」ではあるが、1時間半の、とても短い、何も語ってはいない映画だった。
しょうがないから、「誰が、どういう意図で作ったのか」ということを想像して遊ぶ。
「おそらく『情報開示』が行われる50年後が近い今、犯人とされてきたオズワルドの家族の名誉のために、そうじゃない路線の映画を作ってキャンペーン中なのだろう」というところに落ち着く。
それ以外何もない作品だった。「観なくていいよ」

ワールズ・エンド/酔っぱらいが世界を救う

息子に「借りてきて」と頼まれ、面白そうに見てるのでついでに観ておく。
「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ」と合わせて3部作をなす作品らしいが、他の2つに比べてたいへん面白かった。
「伝説のハシゴ酒達成」、まず、この目標設定がいい。
地球がゾンビやエイリアンやロボットに征服されそうになったら、すぐに取って代わられて気楽に過ごしたい、という主義の大内くんと私は、「この人たち、頑張るねぇ。敵が強すぎないのがいいところだね」とのんきに観た。
そう、作中で大騒ぎなので、観る側はのんきでいい、というのがこのシリーズのいいところかもしれない。
それにしても息子の趣味は一貫してるが、わからん。小学生の時から今に至るまでずっと「マーズ・アタック」が好きでしょうがないのはわかる気がするけど。

14年12月

メアリー・ポピンズ

Huluの動画配信を大型テレビで観たので、少し画面が荒かった。
また、細かい画になるとバグが出るのか、バートの赤白の縦縞の上着が映ると画像が乱れっぱなし。
それでも、コマーシャルの入らない映画をタダで観るとお得な気分だ。
実写の中でアニメーションを使う、って、ディズニーがこんなに早くからやっていたのか。
水谷豊の「バンパイヤ」なんて、ずいぶん後の時代の話だなぁ。
お話は、思っていたより明るくてわかりやすかった。
昔観た時はすっとんきょうな映画だと思ったものだが、意外と普通。
テーマがわかりやすいというか、結局「バンクスさんに微笑を!」キャンペーンだったのね。
やはり1度は見ておくべき作品でしょう。「観るといいよ」

かぐや姫の物語

息子のカノジョが借りたのを彼が借りて来て観ていたので、ヒマだった私ももう1回観た。
彼は初めてらしい。
「この絵が動くのって大したことだとは思うんだけど、だから何?って感じがしてしょうがないんだよね。父さんはもう、高畑大好きだから無条件に喜んでたけど」とつぶやくと、
「そうだよなぁ。悪くはないけどね」とあいまいな評価だった。
大きな感想はほぼ私と同じだと思うんだが。
「捨丸くん、どうして結婚しちゃったんだ!」とか、「月からのお迎えが中華すぎるだろう」とか。
好みの問題だ。観ても観なくてもいい、と思った。


大内家シネマベスト’14

今年は56本の映画を観ました。
年々少なくなっていくような気がするのは、生活に追われているからでしょうか、感性が老化しているからなのでしょうか。
その答えは定年後にでも持ち越すことにして、今年の「大内家シネマベスト賞」の発表です。

第1位

グランド・イリュージョン

奇想天外なマジックに、だまされるのは誰?
のるかそるかの大トリックを、見破るのはあなただ!

第2位  

マラヴィータ

ヤクザな生活から足を洗おうと思えば思うほど深みにはまるロバート・デニーロ。
でも、ヤクザな家族は何よりも頼りになる!

第3位

鑑定士と顔のない依頼人

静かな謎が降り積もる古い屋敷。
そこで魅せられた鑑定士がいざなわれるのは、時の止まった世界だった・・・

邦画賞

エレキの若大将

ビートもナイス!バラードもナイス!
恋も音楽もまとめてレッツゴー!若大将シリーズ、必見の名作。

特別賞

ミッドナイト・ガイズ

男たちは、何のために老いてなお生きようとするのか。
それが、男に残された生き様だから、と言うには、我々はまだ若すぎる。

ゼロ・グラヴィティ

何もない宇宙空間。満天の星の中に独り。
しかし、孤独は偽りであり、また、偽りは希望への細い糸でもあるのだ。

旅行賞

ローマでアモーレ

永遠の街、ローマ。そこにいるだけで、時は止まり、人は恋に落ち、人生は変わる。
そして魔法が解けたあとでも、ローマは永遠にローマなのだ。

大内夫賞

ブルー・ジャスミン

ブルーなジャスミンの話。
ウッディ・アレンもここまできたのか と、感心せざるを得ない映画。

大内妻賞


X-MEN フューチャー&パスト

時空を自在に駆け巡り、もはやX-MENを止めるものはない。
シリーズがどこまでも続いていくことを祈りたい、SF映画の傑作。


来年も、いい映画をたくさん見たいと思っています。

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