12年9月1日

お笑いサークルの合宿に行った息子。
2泊3日いない。バンザイ!
だが、夜中の3時に帰ってきて親の寝室の電気を煌々とつけて、仁王立ちになって、
「明日、6時に起こして!」と言うのはやめてほしい。

その後も、眠れないのかリビングのソファに寝ていると思ったら、私がトイレに立ったスキにちゃっかり大内くんの横、私の定位置にもぐりこんでいる。冷房が気持ちいいんだろう。
3人で寝るには狭いので、あきらめて書斎で過ごす私。どうせ眠れないし。
いったん起きると再び眠るのが難しい私の性癖を、息子が理解してくれるのはいつのことか。

朝っぱらからものすごい雨が降っている。
息子も起き出してきて、
「これは、むずかしいんじゃねーの?」と、あまりの雨に驚いたか、起こす手間が省けた。
「車で駅まで送ってあげるよ」と大内くんが親切心を発揮したら、息子は、
「いや、行くのはいいんだけど、集合場所が屋根のないとこなんだよね・・・」と心配そう。
でも、空も明るいし、じきにやむよ。

結局15分ぐらい降っていたと思ったらいきなりやんだ。
これで息子も安心して出かけられるね。

今日の予定は、
6:00 息子を起こす
6:30 息子を送り出す
7:00 掃除をすませてコメダにモーニング食べに行く。もちろん「シロノワール」も
9:00 唯生の見舞い
10:00 息子のかかりつけの病院にアレルギーの薬をもらいに行く
11:00 買い物のついでに近所のコジマで電化製品を物色する
12:00 家に帰って、テレビを見る
17:00 行きつけのイタリアン・ファミレスでピザを4枚食べる
20:00 お風呂
22:00 息子に邪魔されないで早めの就寝
うーん、美しい予定表だ。

ところで、昨日、息子が自分のノートパソコンを見てると思ったら、
「オレ、単位、4コしか落とさなかった」と言う。
17単位も取れたのか。しかも語学のドイツ語は落とさなかったんだって。

会社の大内くんに電話して知らせてあげたら、
「よかった!このペースで行けば、4年で卒業できるよ!いいニュースをありがとう!」と大喜び。
3年も余分に大学に行った自分のことを考えると、息子の将来がとても心配だったらしい。

家に帰ってきてからも、
「いやぁ、信じられないような気持ちだよ。4単位しか落とさないですんだなんて」と舞い上がっているので、
「でも、これで単位を甘く見て、この先どかっと落とすかもよ」と言ったら、
「その可能性はあるね・・・」といきなりどんより。
この人も、案外打たれ弱いんだね。

大丈夫、息子はちゃんと4年で卒業してくれるよ。私だって4年で出たんだから。
「キミの遺伝子に期待する。僕に似たら危ない」
なんだか荷が重いなぁ・・・

週明けに退院した唯生を見舞いに、彼女が生活している施設に行く。
機嫌よく過ごしているようだ。
早い時間に行ったのがよかったのか、担当の先生からもじっくり話が聞けた。
「お正月ぐらいには外泊できるようになりますか?」と聞いたら、
「たぶん大丈夫でしょう。それまでに1、2回、来ていただいて、腸ろうからのチューブ食の練習をしていただけるといいですね」という返事だった。
大内くんより少し若いだろうか、物腰の柔らかい、親切なお医者さんだ。

帰りの車の中で、大内くんと、
「コドモたちは、それぞれの生活の中で自立してきたね。もう、2人とも、親がいなくても暮らしていけるようになったよ。本当によかった」と話す。
じんわりと、涙が出た。
お笑いの合宿に行ったり自転車で北海道に行こうと計画したりする息子と、施設のベッドの上で過ごす唯生と、ずいぶん隔たりはあるものの、元気で何よりだ。
我々にも遠からず「老後」がやってくるんだなぁ、と、感慨深い。
2人で、仲良く長生きしよう。

12年9月2日

合宿で息子不在の2日目。
今日は、朝からサンドイッチをたくさん作って、それを食べながらひたすらテレビを観た。
「無人島に漂着したような休日を過ごそう」という私のアイデアに、大内くんが気前よくうなずいて、そういうことに。
買ったきり半年以上も観られなかった「3年B組金八先生」をずいぶん観ることができたよ。

ところで、息子が「ジョジョのスマホが欲しい」と言っていたのだが、おととい発売になったらしい。
秘密だった定価も明らかになり、「15万円もする」ことが判明。

息子は、会社の大内くんに電話して、
「高いな〜、でも、欲しいな〜」と迷っていたんだそうだ。
「自分で考えて決めなさい」と大内くんが言っておいたら、結局、
「やっぱ、高いわ。やめとく」と言ってきた。うん、それがいいよ。

いや、オトナのオタクの人なら買ってもいいのかもしれないが、なんといってもまだ大学に入ったばっかりだ。
それに、「ケータイが15万も!」っていう金銭感覚はとても大事だと思う。
こういうプレミアものは、あんまり販売しないでほしいものだ。

それとは別に、息子のケータイはずいぶん古くなっているので、スマホに買い換えてあげてもいいかも。
いずれにせよ、合宿が終わって、さらに友人と2人、自転車(ママチャリ)で北海道を目指すという計画が終わってからの話だね。
これがまた、心配なんだ。
親の気苦労は果てしない。
大内くんの親も、いまだに大内くんのこと、心配でたまらないんだろうなぁ。

12年9月3日

息子が無事に合宿から帰ってきた。
楽しかったんだろうなぁ。
親にも少しは楽しさのおすそわけが欲しいよ、まったく。

だが、息子はとにかく忙しい。
明日から、友達と2人で「ママチャリで北海道へ行く」という遠大な計画を実行しに行くのだ
本人も心得ていて、合宿の荷物の中から、北海道サイクリングに必要と思われる服などをひっぱり出し、
「これ、明日までに洗っておいて」。
ずいぶんなご挨拶だと思ったが、明日から10日ほど留守にする人の言うことだ、多少は聞いてやろう。

一緒に行く(というか、発案者兼すべての行程の計画者)寺田くんは、高校時代からの友達で、ものすごくしっかりしてる。
大学が同じ、という縁でますます親しくしてくれているのだが、いったいうちの豚児のどこが面白くてそんなにかまってくれるんだろう?

その彼と、電話で最後の打ち合わせをした時、
「実は、今日の夜中に彼の家に集合して、お泊まりしつつ翌朝一緒に出かける」というプランができていたことを知った。
息子は、合宿の疲れか、がーがー寝てる。
そんな、計画の出だしから頓挫していてどうするんだ!

幸い、優しい同行者は、
「寝ちゃったんだったら仕方ないです。明日の朝、8時に僕の家に来られるよう、起こしてあげてもらえませんか?」と言う。
起こすぐらいでいいんだったら、いくらでも。

こうしてあわただしい夜が終わった。
リクエストのあった洗濯物も、すっかり乾いている。(浴室乾燥機、バンザイ!)
あとは、明日の朝起きて荷造りをしてくれれば大丈夫だ。

今頃になって心配するのもおかしな話だが、にわかに不安がこみ上げてきた。
大内くんはあっさりしたもので、
「北海道は無理だよ。宇都宮あたりで餃子食べて帰ってくるよ」という予言をしている。
さて、どうなりますか、この夏一番の大冒険!

12年9月4日

いよいよ今日から北海道目指しての大サイクリングだ。
昨日の晩7時頃から寝ていただけあって、朝はすっきり起きられたみたい。
「北海道の朝は寒いから、持って行け」と大内くんが出したダウンジャケットなんか全然顧みない。
それでもなんとかリュックに荷物を押し込んで、ちょっとりりしい顔で、「んじゃ、行ってくる!」と言って出かけて行った。

あああ、息子のいない夜。朝も昼もいない。ごはん作んなくていい!嬉しい!!

計画者によると、宿泊は「マンガ喫茶」か「ファミレス」しか考えていないそうだ。
息子は一応寝袋を持って行ったが、相方が持ってないんじゃ、そういうとこで休みながら行くしかないね。
そのへんの詰めが甘いことは向こうさんも重々承知のようで、
「今だけしかできない無茶をしよう、というのが今回の原点なので、ご心配でしょうが、見守っていてください」と計画者からメールをもらった。
あまりに立派なことを言うので、茫然としちゃったよ。

この子はもともとたいへんオトナっぽいというか、力のある子なので、旅の道連れとしてはとてもありがたい。
10日かけて北海道まで行き、帰りは現地で自転車を処分して飛行機で帰ってくる計画らしい。
合理的と言えば合理的だ。
自転車を処分してくる、というところが気になるけど、まあ長いこと使ってるママチャリだ。交通費としてカウントすればそれほど「もったいない」こともあるまい。

10日間の予定のこの旅、どうなるのか。
「いないと楽だなぁ」と思いつつ、相応に心配はしている。
こんなに長期にわたって不在だったことはかつてなく、ボーイスカウトの「ジャンボリー」に参加した時ですら7泊8日。
しかもちゃんとオトナがついていてくれての話だ。
この2人旅はどうなるのか。
どんなに珍道中なのか、教えてくれたらいいのになぁ。きっと、帰ってきても何にも言わないよ。つまらない。

12年9月5日

夕べ、息子宛に「どこで寝るの?」とメールしておいたら、今朝早く、「外」と簡潔な返事が来た。
それ以外、音沙汰なし。

でも、ありがたいことに息子は時々「つぶやいて」いるため、そっちを追っかけるとそれなりに様子がわかる。
「栃木の路上で寝た」らしい。
日中は元気に自転車をこいでいるのだろう。

1日で音を上げるかと思っていたので、正直、意外。
大内くんも、
「宇都宮で餃子食べて帰ってくるかと思ったよ。あんがい頑張るね。本当に北海道まで行っちゃいそうだね」と感心していた。

道中の無事を祈っている。
毎日野宿じゃ身体に悪いから、たまには奮発して布団の上で寝てくれ。

12年9月6日

ちょっと興味があって録画しておいた教育テレビの 「LGBT」(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェ ンダー)についての番組を見ていて、
「我々は『入れ物と中身』が一致していてよかった。楽だ」と言っていたんだが、さらに「障害者だけど性的マイノリティー」って人たちの番組を見て、大内くんは知恵熱が出そうになったらしい。

 「聴覚障害者同士のレズのカップル」
 「脳性まひで身動きもままならない高齢者なのに、身体は男で気持ちは女」 なんて人たちをいっぱい見た。
さすが、視聴率関係なしのNHK教育。
興味があって録画していた私も、ちょっと頭がほかほかしてきちゃいました。

大内くんは、私がいなければこういう世界には全然興味がなかっただろうと言っているけど、「性同一性障害」の女性がなりたい姿が、 「男装の麗人でもなければ美少年でも宝塚でもなく、無精髭の生えたただのおっさん」であることを知り、「認識が変わった」とつぶやいていた。

人間はいろんな点でマイノリティーになる可能性があるけど、とりあえず性的にノーマルなだけでも格段に楽をしているなぁ。
若い頃は、程度の差こそあれ、みんな「マイノリティー」にあこがれる気持ちがあるんじゃないかと思うが、私は今や「マジョリティー」として楽をしたい。
もちろんマイノリティーの人々に寄り添う気持ちを失いたくはないが。

12年9月7日

息子の自転車旅行、継続中。
だがしかし、「つぶやき」によると、
「夜中に相方の自転車がパンクした」らしい。
自転車屋さんは、あるのかなぁ。
とりあえず仙台までは行けたようだ。
大内くんの「今どこ?」メールに、夜中の3時にレスが返ってきた。
なんでそんな夜中に起きてるんだろう?

それはそれとして、こっちの日常の話。
通販のセシールで、大内くんのワイシャツを買おうと思う。
ネット上の「デジタルカタログ」を開いて、好きなものを2、3枚選んでもらったが、売り切れが多い。
「いいものはさっさと売れてしまう」という現実に直面したよ。

カタログ(こちらは送られてきた紙のもの)をパラパラ見てると、今の世の中が少しわかって面白い。
アンダーシャツは「消臭」が流行りか。
カラフルにした「ステテコ」を「テコパン」と言って売ろうというのはいかがなものか。

この20年ぐらい、下着や靴下をお店で買ったことはほとんどない。
すべてセシール。
服の買い物は、たまにユニクロに行く程度だ。
4年ぐらい前に伊勢丹のバーゲンで「晴れ着」としてのピンクのスーツを買ったのは、画期的だった。

大内くんも服を買わない人で、うちで一番そういうことに興味があるのは息子。
つーか、ほかの人は誰も興味ない。
(唯生は、元気に生まれていたらどうだったんだろう?)
時折、息子が自分で買ってくる服はあまりセンスがいいとも思えないが、自分で買ってるだけでこれまた画期的だよなぁ。
大内くんも私も、最低限の服しか買わないから。
こないだは自分でブリーフ買ってきた。
そういうのも「成長」というやつなんだろう。

そんな息子のタンスの引き出しがいっぱいになってきたので、
「少しTシャツとか捨てて」と言ったら、5、6枚の「いらないTシャツ」が出たが、それはほとんど私が講道館で買ってあげた「柔道Tシャツ」。
自分で買ったものの方を大切にする、というわけなんだね。

それはそれでいいが、まだ新しくて捨てるのが惜しかったので、大内くんに着てもらうことにした。
家全体で見ると、服の量は減ってないわけだ。
これではいかん。早晩、タンス関係が破綻する。
ああ、でも、モノを捨てるのがキライな私・・・人はそんな私をケチと呼ぶ・・・
(「片づけられない女」と呼ばれるより数段マシな気がする)

12年9月8日

息子がいないうえ、完全に何の用事もないとてもめずらしい週末。
まずは朝寝をしてみる。
10時頃に2人とも目を覚ましたので、活動開始だ。

「とにかくのんびりしよう。何がしたい?」と大内くんに聞いたら、
「『3年B組金八先生』のDVDをもっと観たい」と言う。
全8シーズン、スペシャルも全部入ったフルセットのDVD、完全注文品を発注したのが去年の6月頃で、家に届いたのが12月頃。
確かに最初の方をほんのちょっと観ただけで、時間がなかったんだが、ここ数日、息子がいない日々が多いので、ずいぶん観ることができた。
よし、この際、腰を据えて観よう。

30年ぐらい前の武田鉄矢はとても若い。
このロングヘアは、公立中学の教師としてどうなのか?と思いながらどんどん観る。
面白いじゃないか。
「15歳の父母」、今の息子よりはるかに年下。
「よかったね、息子は中学生で親になったりしないですんで」と他人事ではない気分で観たよ。

途中でいったん休んで、晩ごはんは近所のイタリアン・ファミレスにピザを食べに行く。
この半年ぐらい、月に1、2度行って毎回ピザを4枚も食べているので、トム・ハンクス似の店長さんにすっかり顔を覚えられてしまったような気がする。
空いていればだが、黙っていても我々の好きな奥まったベンチシートの席に案内してくれるようになった。

今回のオーダーは、
・生ハムとルッコラ
・アンチョビとガーリックのマリナーラ
・水牛のリコッタとレモン風味のルッコラ
・4種のチーズ クワトロフォルマッジ

いつも思うのだが、薄いとはいえ直径30センチぐらいあるピザを2人で4枚というのは多すぎるだろうか。
我々的には「腹9・5分目」になる程度で、ちょうどいいんだけどな。
気になったので、お皿を下げに来た店長さんに聞いてみる。

「2人でピザ4枚、っていうのは、多いでしょうか?」
店長さんはちょっと笑って、
「まあ、多めですね。でも、ピザだけご注文ですから、他のものも召し上がる方にくらべれば、それほど多すぎる、ということもないと思いますよ」と答えてくれた。
「こちらのピザはとてもおいしいものですから」と言うと、またにっこり笑って、
「お気に召して、何よりです」。
うーん、いい笑顔だなぁ。また来たくなっちゃう!

胃袋も心も満たされて家に帰り着くと、大内くんは今朝「今日は青森に入りそう」と「つぶやいて」いた息子の声が聞きたくなったらしく、電話をかけていた。
大「どこまで行った?」
息子「八戸」
大「もう!」
息子「でも、お金おろせなくてフェリーに乗れない。マジやばい」
彼のキャッシュカードは、塾のお給料が振り込まれる関係で信用金庫なのだ。コンビニでおろせる時間を過ぎてしまったらしい!
大「!一緒にいる寺田くんもお金持ってないの?!」
息子「持ってねー。使えねーヤツ」
大「(信金のキャッシュカードが使える時間をパソコンで調べながら)ああ、ダメだね。土曜日だから、5時までだ。もう9時だもんね」
息子「そのへんにいる人に、借りられないか交渉してみる」
大「・・・頑張って」
息子「うん」

電話を切って、
「困った人だね。お金は余分に持ってなきゃダメなのに」と心配に身をよじるも、ここからでは何の手助けもできない。
「港で野宿して、朝、お金おろせばいいよ。こういうのも無茶な旅の醍醐味かもね」と言いつつ、もう少し「金八先生」を観て、息子たちの無事を祈りながら寝た。
親としても貴重な経験をさせてもらってるような気がする。
少なくとも、15歳で親になっちゃうよりはずーっと気楽な状況だよ。

12年9月9日

朝、息子が「北海道に着いた!」とつぶやいていたので、びっくりして電話してみた大内くん。
大「今どこ?」
息子「北海道の苫小牧」
大「どうやって行ったの?お金はどうしたの?」
息子「同じフェリーに乗る人に借りた。札幌に泊まるって言うから、返しに行く」
それはそれでスゴイ冒険だ。

ひと安心して、今日も1日「金八先生」。第2シーズンに入った。
「30年前は、大学に行くのがそれほど当たり前ではなかったんだね。息子はまったく疑問なく大学に行ってくれてよかった」と言いながら観た。

夜、息子から電話がかかってきた。
息子「あ、今、札幌」
大「スゴイね!そんなとこまで行けたの!お金は返せた?」
息子「うん」
大「相手の人、喜んでたでしょ」
息子「別に。なんで?」
大「ちゃんと返してもらったら嬉しいんじゃないの?今夜はどこに泊まるの?また野宿?」
息子「漫喫」
大「たまにはちゃんとしたとこに泊まってゆっくり寝たら?」
息子「漫喫でさえ、高くてぜいたくだと思うよ」
大「そうか。北海道にはどのくらいいるの?」
息子「もう4日ぐらいかな」
大「どこへ行くつもり?」
息子「稚内」
大「最北端だね。帰りは飛行機?」
息子「うん。けっこう高いね。2万円以上する」
大「飛行機ならそんなもんだよ。稚内から東京へ直接帰る便なんてあったかな」
息子「あるよ」
大「そうか。寺田くんとは仲良くやってる?ケンカとかしない?」
息子「ちょっとはするね」
大「大丈夫?」
息子「オレって、勝手だからね(笑)」
大「一生の友達になれるといいね。大事にしなよ」
息子「うん」
大「じゃあ、気をつけてね」
息子「うん」

電話を切った大内くんに、
「機嫌よかった?」と聞くと、
「まあまあよかったよ。寺田くんとケンカしたんで電話してきたのかな?」と心配そうなので、
「連れとケンカしたからってかけてきたりしないよ。少しは家が恋しくなったんじゃないの?」と言うと、
「そうか・・・」と、ちょっとほっとしたようだった。

「それにしても、本当に北海道まで行っちゃうとは思ってなかったよ。彼を見くびってたなぁ。ママチャリの威力にも驚くね」
うん、私も驚いた。
現地で廃棄処分にして飛行機で帰ってくる予定なので、よく働いてくれた自転車とお別れだよ。
新しいのを買いに行くとか、ああ、息子が帰ってくればそれだけでまた忙しくなりそうな気がする。
家を出てくれるのは、いつかなぁ・・・

12年9月10日

「リーガル・ハイ」というドラマを観ていたら、裁判のシーンで、重要な証言がブログの記事に支えられている。
しかし、「9月4日に○○というお店でラーメンを食べました。背脂こってりでおいしかったです」と書いてあるが、実はその日は定休日だったとか、 「近所の幼稚園の運動会を見ました」と書いてあるが実際は運動会は前の週だったとか、信頼性が薄いことを、被告側の弁護士が調べ上げてくる。
「毎日、ブログのネタがあるというものでもありません。逆に、1日にいくつもネタがあった時には、何もない日用にネタを取っておいたのではないですか?」
私がしてることとおんなじじゃないか!

確かに、ネタは毎日あるものではない。
まして、「面白いこと」なんて、1週間に1コあるかないかだ。
息子が小さかった昔はよかった。
日々これ、「面白いこと」の宝庫だった。
妙な言い間違いや思い込み、世界に対する彼の日々のチャレンジが、すべてネタになった。
今じゃ、家にいないことすらしょっちゅうなんだから。

息子が北海道に旅立ってからの1週間ほど、私の人生はヒマだらけ。
時には「むなしい」と感じることがあるぐらいだ。
でもなぁ、彼が家を出てからの人生の方が長いぐらいなんだから、少しはこのむなしさに慣れないと。
まずは「書を捨てて町に出る」ことから始めるといいんだろうか。

12年9月11日

北海道の息子から電話があった。まだ稚内に着かないらしい。
昔、息子がまだ小5だった頃に家族で行って車で通った道をひたすら走ってると思うので、
「前に通った道じゃないかなぁ。覚えてない?」と聞くと、
「覚えてない」。
「ほら、交通事故を見た」
「ああ!」
トラック同士のかなりひどい衝突事故を見たのだ。さすがにそれは覚えているらしい。
私「あなたたちも、車に気をつけてね。北海道の車は速いから」
息子「うん。あさってぐらいには帰るよ」
私「羽田空港から、バスがあるの、知ってる?」
息子「知らない」
私「家の近所まで、1本で帰れるよ」
息子「ホント!」

旅の様子を聞いてみる
私「楽しい?」
息子「いや、大変だね。なにしろ、広い」
私「でも、いい経験でしょう?一生、自慢できるよ」
息子「うん」
私「一緒に行ってる寺田くんとは、ケンカしてない?」
息子「大丈夫」

「会わないとさびしいね」と言われたのには仰天した。
私は寂しいが、息子はそんなこと、思いもしないだろうと思ってたよ。
家を離れてみるもんだね。
「来年はもう20歳だし、少しは親孝行しなきゃ、とは思ってるよ。世話になってるなぁ、って。ありがたいと思ってる」
これまた仰天だ。

「じゃ」と言って電話を切った息子のことを思って、しばし茫然とする。
たった今の私は、ものすごく息子が恋しいと言っては大内くんに笑われているのだ。
「家にいたらいたで、うるさいと思ってるくせに。帰ってきて、3分と持たないと思うよ」
「あなたは寂しくないの?」と聞くと、
「少しは寂しいけど、キミみたいにアップダウンが激しくはない。そこそこ寂しいし、そこそこめんどくさい」。
気が変わりやすくて、悪うござんしたね。ぷんぷん。

会社から帰ってきた大内くんに電話のことを話すと、
「そんなこと言ってたの?!」と驚いていた。
「いやあ、旅には出すもんだね。。キミも、何年かは思い出して嬉しい気分になれるんじゃない?すぐ忘れちゃうか」
こうしてちゃんと書いてるんだから、それを頼りに暮らすよ。
「本当に、いい旅のようだね。僕も嬉しいよ」と大内くん。
親としてはね、コドモがいい経験をして、ましてそれで親のありがたみがわかるなんて、果報なことだ。
あさってか。終わり良ければすべて良し。元気に帰ってきてほしい。

12年9月13日

自転車で北海道を目指した息子が、9泊10日の旅を終えて、無事帰還した。

夕方、
「飛行機で帰ってきた。自転車は現地のリサイクルショップで売った。500円になった」という電話をかけつつ、駅前の自転車屋さんで新しいのを買って、乗ってきたのだ。
さっそく始めるのはテレビとゲーム。
10日間、飢えてたんだろうなぁ。

「何を食べさせてあげようかなぁ」と思案していたのだが、本人が、
「いつもの中華屋さんから出前を取ってくれ」と言うので、近所のうまくて安い店から持ってきてもらった。
「味噌チャーシューメン」の息子は、「野菜炒め」を少しとごはんを2膳食べ、満足そう。
私は、やがて帰ってきた大内くんと「野菜炒め」の残りと私の大好きな「酢豚」でごはんを食べる。
みんな、おなかいっぱいだ。

食後しばらくして、大内くんが、
「ソーセージをゆでるから、息子と話をしようよ!」と言ってくれたので、3人で食卓に着く。
我々としてはとにかく旅行の話を聞きたい。

・寝袋で野宿はしたが、「道の駅」とか「バス停」とか、屋根があって雨露しのげるところで寝た。
・銭湯には入ったが、服は持ってった分だけ。ほとんど同じ格好で走ってた。
・それなりに坂が多くて、苦労したが、押して登るようなことはなく、漕いで登った。
・食事は、カップヌードルが多かった。すぐ体力になるので、よかったが、少し飽きた。
・家のごはんが食いたいなぁ、と思った。
 (どんなもの?と聞いたら、「味噌汁、とか」。なんか張り合いないなぁ)
・連れは体力が自分ほどないので、遅れ気味だった。時々、遥か後ろに見えなくなることもあった。
・フェリー乗り場でお金がなかった時は、やはりフェリーに乗るらしい同じぐらいの旅人に借りた。
 (学生証を担保に渡したそうだ。これはちょっと危険なので、いさめておいた)
・最後の1泊はホテルに泊まった(5千円ぐらい)。久々のベッドが、とても気持ち良かった。
・羽田から家の近所までの直通バスは1時間半後だったので、京急線で帰ってきた。
・いい経験だったけど、とにかく疲れた。

といった話が聞けて、我々としては大満足。
ついでに、大学の話やサークルの話、将来の志望なども聞けたし。
こんなに話すことは、もう一生ないかもしれないなぁ。

面白かったのは息子の「母親評」。
曰く、
「クリエイティブな部分をまったく見ていないので、何とも言えない。やればできる人、という気はするんだけど。翻訳はかなりのものだと聞いているし」。
 いったい誰に何を聞いたのか?
この年頃のコドモの、母親に対する評価としてはコムツカシイなぁ、と思うし。
 「もうちょっと放任でもいいと思う」という意見は大いに参考にしよう。
つーか、もっと文句言いたいだろうに、この程度でおさめてくれて、ありがたい。


「早稲田入って本当に偉かったと思うよ」と言ったら、ひと言、
「体裁だね」。
うっ、そう言われると弱いなぁ。
「専修大じゃ、いやなんでしょ」
はい、その通りです。
「ま、あんたたちも高学歴だしね」
彼は昔から、学歴偏重主義には厳しい。
「ぼくだけ先回りして頭のいい子にしようってのが、イヤなの」と訴えてきたのは小1の頃。公文に通い始めた頃か。
このフレーズはその後も何度か聞くことになった。
だからさぁ、ここまで「先回り」はしないで、常にその場その場の勝負でやってきたでしょ?

本当に楽しい晩だった。
今はぐっすり寝込んで深い寝息をたてている息子。
日に焼けて、ぐっとたくましくなって帰ってきたよ。

乗って行ったママチャリを処分してしまったので、うちの近所の自転車屋さんでさっそく新しいのを買ってきたようだ。
これまでは1万円弱の適当なものだったが(だからこそ、処分しても惜しくないわけで)、今回は3万円ぐらいする「ロードバイク」にしたらしい。

「ストレスがたまるんだよね。この旅行で、すっかり抜けた。これからも自転車であちこち行ってみたいな。とりあえず、赤坂のおばあちゃんちでも行ってみようかな」と、さらなる計画があるらしい。
「一生に、柔道しかやんないなんてもったいない。もっといろんなことを試してみたい」と言うので、大内くんが、
「でも、ある程度時間を割かないと本当の意味でやったことにはならないよ。キミは、柔道一本槍で、本当に偉かったと思うよ」と言ったら、少し機嫌良さそうになった。

これからも、いろんなことをするだろう。いろんな人と出会うだろう。
そのすべてを大切に、もちろん「自分自身」を一番大切にして生きて行ってほしい。
親がやることはほぼすべて終わった。
これからが、キミの人生だ。精進したまえ!

12年9月14日

寝る前に寝室で大内くんのiPodを聴いていたら、坂本九が歌う「新八犬伝」のテーマが流れてきた。
「ああ、これ、好きだったなぁ」と遠い目になる大内くんである。

一方、私は観てなかったせいか全然なつかしくなく、「いざとなったらタマを出せ」の歌詞で吹き出してしまうのみ。
これで笑ってしまうのは不謹慎なのかもしれないが。

坂本九という人は、日本人の貴重な財産だった。
日航の事故で亡くなってしまって、心から惜しい。
3.11の時に、「上を向いて歩こう」が日本国民の最大のメッセージ・ソングであると思い知った。
私は、「見上げてごらん夜の星を」も好きだ。

昼間1人でいる時は、自分のiPodで歌手別にまとめた「中島みゆき」「さだまさし」「谷山浩子」をよく聴く。
これらの曲は、眠りやすい。(「米米クラブ」とか「爆風スランプ」は寝にくい)
夜は、大内くんのをシャッフルで。
時々、本人にも何でこんなの入れたんだろう?と思うようなものもあるらしい。

CDの時代に比べて、iPodは夢のように便利だ。
それとか、高校時代の友人から彼のおススメ曲が200曲ぐらい入っているUSBメモリをもらったが、チョー便利。
「素人さん向けに編集してあるから」とのことで、かなり楽しませてもらっている。
この友人とは、急逝してしまった別の友人を偲ぶ会で毎年顔を合わせることになりそうなので、次に会う時は「玄人さん向け」のものをリクエストしてみよう。
やっぱ、アニソンかねぇ。

でもさ、高校時代に親しくしてたけど、フツーの人だったよ。
マンガを読むでもアニメを見るでもなく、ひたすら読書家で、よく哲学について語ったものだ。(あくまで高校生の実力の範囲で、だが)
それが、30年ばかりたったら、堂々たるオタクとして再登場。
「びんちょうタン」がカワイイとかメイド喫茶が楽しいとか涼宮ハルヒがいいとか、高校時代の彼を知ってる者としては開いた口がふさがらない。
もう哲学書は卒業して、ラノベ一辺倒らしいし。

あと、亡くなった友人はアニメーターだったが、仲間内にもう1人アニメーターがいる。
それに、中学の時の友人女性が、さほどアニメ好きとも見えなかったのだが、名古屋の短大を中退してアニメーターになるために上京し、しばらく仕事してた。
(現在は消息不明)

大内くんにとっては、
「親しい友人にアニメーターが3人もいる、ってのは多すぎる。美大で会った、とかいうわけじゃないんだから。普通の中学生や高校生が、どうしてそんなことになってしまうんだ?!」と驚きの対象らしい。
私は慣れてるから驚かないけど、そうか、アニメーターってのは、知り合いに1人いるかいないかぐらいが普通なのかもなぁ。

ただ、現在もアニメーターをやってる友人は1人しかいない。
亡くなる人あり、消息不明になる人あり。
もしかして、アニメーターって苦労しすぎ?

12年9月15日

この週末は3連休。
何をして遊ぼうかな。やっぱり、第2シーズンが終わってスペシャル真っただ中の「金八先生」をもっと観るのかな。

朝は早起きして、息子がグーグー寝てるのは無視して、近所のコメダにモーニング食べに行く。
当然、「シロノワール」もつける。
これだけで、私が1日に摂っていいカロリーの半分は軽く超えているだろう。

散歩しながら帰って、車でスーパーに買い出し。
本格的に買い物するのは月曜に回して、とりあえず必要なものだけ買う。
息子が北海道から帰ってきてからというもの、すごい勢いで減っている牛乳とか。
大学生にもなって、食事時に毎度毎度牛乳を飲むヤツなんているんだろうか?給食じゃあるまいし。
実際、彼の友達が泊まりに来てごはんを出すと、たいていの子は「麦茶でお願いします!」って言うよ?!

買い物袋を提げて家に帰ったら、息子は起きてゲームをしていた。
ブランチを食べさせて、どこへ行くとも言わずに出かけるのを見送る。
近所の友達と遊ぶのか、大学のサークルに行くのか、映画でも見に行くのか、まったくわからない。
ひと言告げて出かけてくれたら何も心配しないのだが。

夕方は、唯生に会いに行く。
胃ろう・腸ろうの手術のために入院していた病院から施設に戻ってもうずいぶんになる。
おなかの傷も順調に治っており、今はまだチューブ栄養も様子を見て、という段階のようだが、近いうちに安定するだろうという話。よかった。

担当の看護師さんから生活の様子を聞いて、30分ほど顔を見て、帰った。
お正月には外泊できるようになってるといいなぁ。

帰り道にあるイタリアン・ファミレスで晩ごはんだ。
ケータイに、「10パーセント引きクーポン」が送られてきたものだから。
いつものように4枚のピザを食べ、店長さんにあたたかい笑顔で会釈され、ピザはおいしいし、気分がいい。
季節によって変わる新メニューの中の、「ポルチーニ茸のピザ」がとてもおいしかったよ。

今日は、空いてる時間は全部「金八先生」に費やしたなぁ。
まだやっと第3シーズンに入ったところで、終わりが第8シーズンだと思うと、まだまだ先は長い。スペシャルもたくさんあるし。
こんな面白いものが手に入るなんて、現代日本に生きていればこそだ。
感謝して暮らしたい。

12年9月16日

今日は女友達が遊びに来てくれた。
うちから車で40分ぐらいのところに住んでいる、極端に暑さに弱い彼女を迎えに行ったよ。
我々もドライブがしたかったし。

彼女を我が家に連れて帰り、ケーキを食べながらお茶を飲む。
しばらく会っていなかったので、話したいことがたまっていたんだ。
「大内家」の愛読者である彼女は、
「息子さんの北海道旅行は本当にすごいと思う」とほめてくれた。
その「息子さん」は、どっかに出かけて留守だったが、晩ごはん前ぐらいに帰ってきた。
それはいいけど、
「今日、○○さんが遊びに来るよ」と言っておいたのに、帰るなり上半身裸でリビングに現れ、ちょっと気まずかった。

今回のコンセプトは、時々やる「大内家の普通の晩ごはんに乱入」というものなので、メニューは、彼女も愛読している「よしながふみ」のレシピから、「ナスとトマトの中華風ピリ辛煮込み」。
それと、彼女からのリクエストでニンジンとプロッコリのたっぷり入ったサラダ。
お土産にもらった赤ワインで乾杯し、楽しくいただいた。
(帰りのドライバーを務める関係で私は飲まなかったが)

彼女とはもう25年ぐらいのつきあいなんだけど、いまだに話がとても面白く、飽きない人だ。
向こうさんも、「大内家」とつきあってきた日々を大切に思ってくれているらしい。
息子に過保護なのだけは、人間関係の淡泊な彼女にはちょっと理解の外みたいだが。

8時頃になったので、送って帰る。
迎えに行ったのが2時で、それからずーっとしゃべってた。楽しかったなぁ。

驚いたのは、彼女の嗅覚の鋭さ。
我が家はマンションの角部屋で、玄関の横に書斎の窓がある。
格子のはまったその窓を、いつも開けっ放しにしていて、外廊下を歩いて玄関に近づいた時、彼女が、
「なんか、バラの匂いがするね」と言う。
書斎の机の上には、半年ぐらい前に人からもらった「バラのサシェ(ポプリのような、いい香りがする袋)」が置いてあり、ずいぶん香りがとんでしまってあまり香らなくなっていたのだが、彼女にはその香りがはっきりとわかったらしい。
部屋の外、外気の中での話だよ?すごくいい鼻をしているとしか言いようがない。
私は嗅覚がにぶいので、とてもうらやましい。

このように、人の特技というのはなかなかわからないものだ。
長年のつきあいでも、驚くことはたまにある。
彼女の他の特技を発見する日を楽しみに、これからもおつきあい願おう。

12年9月17日

パソコンの調子が悪くなったので、新しいのを買った。
そのお店での出来事。

伝票を書いたりするカウンタに、「パソコンお買い上げの方に、周辺グッズを1点500円引きで3点まで」と貼り出してある。
「じゃあ、キーボード安くなるんじゃないの?それに、ついでにブルーレイのDVD−Rを買っておきたいし」と言ったら、どうやら「昨日までのフェア」ではあるようなのだが、貼ってあってお客さんの目に留まった以上、実行します!という感じで、それらのものはめでたく安くなった。
キーボードなんか、「477円」で買っちゃったよ。

「キミは本当に目ざとい。息子にそっくりだ」と大内くん。
うん、確かに、「まったく同じ位置にホクロがある」というのと同様の類似点だ。
DNAってのは、いろんなことが書いてあるもんなんだね。

そんなめでたいパソコン購入なのに、不慣れなセットアップをしている大内くんはもんのすごく機嫌が悪くなった。
「メーラーは前と同じのを使うの?」と聞いたら、
「今、やってるんだから、待ってて!」と強い口調で怒られた。
23年間結婚しているが、こんなに激しい物言いをされたのはおそらく片手で勘定できるぐらいだろう。
去年、1回「うるさい!」って言われたけど、知り合って30年、初めてのことだった。

何とか寝る時間までに当面必要なことは全部終わって、大内くんは憑き物が落ちたように穏やかになった。
「ごめんね、ひどい言い方して」と謝ってきたし。
別にいいよ。
そんなこと言い出したら、私なんか何にも言えないよ。

話を戻して、この「目ざとい。物事がよく見えている」という特技を、ドラマ「古畑任三郎」では「捨て目が効く」という言葉で表すようだ。(「春峯堂のご主人」がそういう人)
先日、別件で、息子が「捨て目が効く」のだと思い知った。

息子に、「マンガのデータをiPadに入れてくれ」と言われた大内くんが、彼の目の前でパソコンをひらいたら、息子のツィッターのページが出てしまった。
すぐ閉じたのでわからなかっただろうと思っていたのだが、寝る前に私がツィッターを見に行ったら、

「フォロワー以外の人は見られません」

という状態になっていたのよ。
我々に見られていると知った彼が、即座にアクセス制限をかけたのだと思われる。

もう寝ていた大内くんを揺り起こして事の次第を訴えたら、
「しまった・・・どうしてもっと注意しなかったんだろう・・・大事な情報源を失ってしまった」と痛恨の表情でベッドの上を転げまわっていた。
本人(大内くん)の「しまった感」は相当なものであるらしい。

翌日、息子に、
「パパとママもフォロワー認定してよ」と頼んでみたそうなんだが、答えは、
「ンなことするわけないじゃん!絶対ダメ!」というものだったらしい。

当然「そんなもの、そもそも見るのが間違ってる」という向きもあろうが、こっちは「ケータイ盗み見とかとはちがって、一般に公開されてるものだからOK」と思っていた。
息子は家で何にも話してくれないし、少しでも外での様子がわかると嬉しいんだ。
彼にとっては、「自分の外での様子をわかられる」なんて、ガマンできないんだろうね。

まあ、北海道旅行の時に見られただけでも感謝しよう。
あの旅は、ツィッター見てなかったらちょっと心配だったと思う。
旅行1週間ぐらい前に大内くんが見つけ、帰ってきて1週間で発覚・閉鎖されたわけで、まさに北海道旅行のために神さまがプレゼントしてくれた「魔法の望遠鏡」みたいなものだった。

これからはまた、息子がどこで何をしているのかわからない日々だなぁ・・・
悪いことではないが、ちょっとつまらない。(あんまり反省してないかも)

というわけで、パソコンの画面にちらっと出た自分のツィッターに気づく、という、「捨て目の効く」息子のお話でした。

12年9月19日

タンドリーチキンは私の得意料理のひとつだが、息子の大好物でもある。
今週も、5日ぐらい漬け込んでおいたものを焼いて大内くんと食べ、夜中に帰って来る息子にも残しておいてあげたら、帰るなり、
「今日、タンドリーチキンだったんだろ?食いたい!」と来た。
確かに、朝、お笑いライブのネタ合わせに行くらしい彼に、
「今晩はたぶんタンドリーチキン」と言っておいたんだ。よく覚えてるなぁ。

息子が夜食を食べている部屋に大内くんが用事があって行ったのだが、「チョーおいしい!」と言いながらガツガツ食べていたそうだ。
作った人間としては、相手が喜んでくれるのは嬉しいね。
できれば直接言ってもらいたいものだが。

飽きっぽい息子なので、大切なメニューを使いつぶさないよう、2、3カ月に1回ぐらいしか作らないようにしている。
これまた彼の大好物「鶏もも肉の香草焼き」も、同様にローテーションを慎重に見てる。
どこの親も、こんな苦労をしているのだろうか。
そりゃあ、私は確かにレパートリーが少なく、しかも気に入ると同じものを何日も続けて食べたりするタイプだが、もうちょっと「食べさせてもらってる身」という気分になってくれないだろうか。

そう言えば、もう半年以上、週末の夜は大内くんと「水餃子」を食べ続けている。
もちろん息子はとっくに離脱し(3週目ぐらいで怒り出した)、彼がいない日を見計らって作っているのだ。

ちょっと申し訳なくなって、大内くんに、
「こんなに水餃子が続いて、大丈夫?」と聞いてみたら、
「全然大丈夫!自慢じゃないけど、僕は食べ物には飽きないよ。餃子は肉・野菜・穀物を含む完全食だし、まだ1年ぐらいはもつよ」と頼もしい返事。

それにしても、世の中の主婦の方々は、毎日どんなごはんを作っているのだろうか。
私には料理の才能がない。
大内くんはスゴイんだけどね。
ダンナさんより料理が劣る妻・・・情けない。

12年9月20日

家の前のコンビニがつぶれたので、近所の本屋さんで「ご近所スキャンダル」などのレディース・コミック雑誌を買うことにした。
それに当たって、いったい月にどのくらいの冊数を買っているのか、各出版社のサイトを見て調べてみたら、なんと月に12冊も買っていたのが判明。
これまでは、朝コンビニに行って、あれば買う、というスタイルだったから、全貌がつかめていなかったのだ。

大内くんに、
「こんなに買ってるよ。少し間引いた方がいいのかな」とおうかがいを立てたら、予想通り、
「好きなものを好きなだけ買いなさい。ご近所のたぐいはキミにとっては大変貴重な情報源らしいから、無理にやめる必要はないよ」と親切な言葉を頂戴した。ありがとう!

タイトルと発売日、出版社のリストを本屋さんにファックスし、ひと月に2回、日を決めて配達してもらうかっこうに。
今日、初めての配達を受ける。
いっぺんに7冊ほどの「ご近所」が届けられた。
本屋のおばちゃん、ありがとう!

4、5年「ご近所」を読んでいるが、こんなにどさっと買うのは初めての体験。
ベッドに寝転んで読みまくる。
最近の社会に触れる数少ない機会だ。
「嫁姑問題」はまだ先になりそうだが、「オレオレ詐欺」には気をつけよう。
大内くんがリストラされても、サラ金からの借金だけはやめておく。
ストーカーにつけ狙われること・・・30年前ならともかく、今はその心配はなさそうだ。

今現在の私の夢は、スキャナ、裁断機といった「自炊用メカ」を手に入れて、ベッドの下に隠したり部屋のすみに山を作ったりしている「ご近所」を全部「自炊」して、電子化すること。
大内くんと研究中だ。
「紙からの解放」
ヒマだけは売るほどある私なので、黙々と作業したい。
その勢いで、家にある普通のマンガも全部「自炊」してしまったら・・・何年計画になるかわからないが、全く新しい生活になりそうだなぁ。

12年9月21日

ややブームが去ってしまった感はあるが、お墓を買いたいと思っているので、大内くんの実家にヒアリングを行う。
お義父さんとお義母さんは本家のお墓に入るつもりらしい。
私はまだ行ったことないのだが、大内くんの実家のお墓はすごく立派みたいよ。
「1メートル四方ぐらいの敷地に、墓石がいくつか立っている」んだって。
「でも、薄暗くって気味悪くって、あんなとこに入りたい母親の気持ちがわからない」と言っていた大内くんだが、私はわかるような気がするなぁ。

お墓って、うちみたいに「生きてる人が生きてる間はお参りすればいい。永代供養が続く間だけでOK」って考えるより、「このお墓なら、私が死んで何百年たっても残ってそう」って思える方が、死後の永遠を信じる人には心強いんじゃないかしらん。

ま、とにかく私は大内くんより先に死ぬつもりなので、お墓の面倒は大内くんがみてくれるだろう。
息子の代までは責任持てないし。
今度本気でお墓を買いに行くのはいつになるかなぁ。
友人へのメールに「お墓を買いに行けなかった」と書いたら、
「『お墓を買いに行こうと思ったけど』というのはすごいセリフだね」と返事が来た。
確かに、一生に1度あるかないかの「買い物」だよ。家よりレアかも。

12年9月22日

最近、週末になると「コメダコーヒー」に行ってしまう。
私はカフェオレ、大内くんはココアを頼み、モーニングをつけてもらい、「シロノワール」を半分こする。
モーニングのトーストは「バター多めでお願いします」といつも言う大内くん。

このお店はたいへん繁盛しており、朝の7時の開店から11時までがモーニングタイムなのだが、8時頃に列ができ始める。
今回も、我々は7時半頃行ったのですぐに座れたが、出る頃には行列が始まっていたよ。

このようにおいしく充実した朝に始まり、今日は1日何をしようか。
とりあえず食料品の買い出しに行く。
そのあとは、何も思いつかないのでとにかくのんびりしようと、1日中、「3年B組金八先生」を観てすごした。

映画もテレビドラマもみんなすっ飛ばして「金八先生」を観て、やっと第4シーズンまで来た。
これは1度も観たことないので、とても楽しみだ。
でも、のっけからけっこう重たい話で、金八先生の真骨頂か。
「いじめ」や「登校拒否」が社会問題になり始めた頃なんだろうか。
このクラスを涙の卒業式まで持って行くわけで、大変そうだよ。
もうしばらくは、金八漬けになりそうな我々。
武田鉄矢が意外といいのが、勝因かなぁ。

夜も、金八先生の顔を見ながら水餃子。もう半年以上続いている、週末のメニューだ。
おいしくいただく。まだまだ飽きずに食べられそう。
こうしてみると何だね、我々はやはり保守的と言うか、新しいものより古いものが好きなんだね。
毎週同じ水餃子を食べ、20年前のドラマを見る。
「温故知新」に持って行けるといいのだが。

12年9月23日

こちらも週末のお約束、ピザを食べに行く。
そろそろお休みしないと外食費が家計を圧迫するので、今週を最後にしばらく休むかな。

オーダーは、

・鶏せせり肉とマッシュルーム、ルッコラのピザ(季節メニュー)
・ガーリックとトマトのマリナーラ
・パルマ産生ハムとルッコラのピザ
・水牛モッツァレラのマルゲリータ

いつも顔を合わせる店長さんらしきトム・ハンクス似の男性が、今日もにこやかに迎えてくれて、
「少々お待ちください」と言って、ウェイターさんに、
「10番片づけて」と指示を出していた。
実は我々は、窓際のテーブルより、奥まったベンチシートの席を好むのだが、トム・ハンクス似の店長さんはそれをすっかり覚えてくれて、今回も案内された席は我々の希望通りだった。
もはや常連さん?

ピザはとてもおいしく、大内くんと車で帰りながら、
「おなかいっぱいで、幸せだね」
「イタリアまで行かなくても、ここのピザが食べられればそれでいいかもね」と話し合う。
大阪でたこ焼きを食べるように、イタリアの街角でピザが食べられれば嬉しいが、問題は、日本に帰ってきちゃったらもう食べられない、という点だよなぁ。
それよりは、近所のピザ屋にお金を使っている方が安定的だと。
でもね、バチカンだって観に行きたいんだよ・・・

12年9月24日

大内くんと2人、「キングオブコント」というテレビ番組を見た。
2千7百余組のコンビから、選ばれた8組が「コント」の死闘をくり広げ、優勝を競うわけだが、我々は知っている。
その2千7百余組の中には、息子の1組がカウントされているのだ。

予選も予選、希望すれば誰でも出られる、という段階で息子のステージを見たのは3カ月ほど前のことか。
もちろんコテンパンに負けて、次の段階に行くどころの話じゃない。
本人はそれでも嬉しそうだったけどね。

さて、番組だが、見てない人にはネタバレ注意。
優勝したのは、「害虫駆除」の仕事をしながら16年間下積みでお笑いを続けていたコンビだ。
本業(?)であるお笑いの方では、月収4万円が最高なんだそうだ。
優勝賞金の1千万円がこの人たちほどありがたい人もいるまい。
感動したが、息子がそんな苦労をするのはあまり気が進まないよ。

「お笑いは大学生の間だけのこと。将来はテレビを作る人になりたい」というのが、我々が把握している息子の将来の志望だ。
「弁護士→おまわりさん→中学の社会科の先生をやりながら柔道部の顧問になる→お笑い芸人→テレビ局」という流れなんだが、脈絡がないと言えばない。
もっとも、弁護士を除けば常に彼の生活体験の中から選んでいるので、いいのではないかと。
親は「平凡なサラリーマンでかまわない」と思っているが、さて、何になるのか。

最近の「就活」は3年生でもう始まってしまうと聞いているので、息子もあと1年半したら始めるのかなぁ。
元気に働いてくれ。

12年9月25日

待っていた「テルマエ・ロマエ」の新刊が出た。嬉しい。
いささか筆の力が落ちてるような気がするのは私だけだろうか。

息子は風邪をひいたらしく、39度の熱が出ている。
かなり疲れているようだ。北海道旅行の疲れが今頃?

自分で病院に行ってくれるのは助かる。
恐れていた「容れん菌」でもないようだし。
もっとも、この病気は薬を10日間飲みきれば必ず治るので、そっちでもよかったかなぁ。

昔住んでいた阿佐ヶ谷の個人病院では、壁にずらっと貼られた「諸注意」の中に、
「女子は16歳まで、男子は18歳まで、親がついてきてください。ちゃんと自分で症状を伝えることができません」と書いてあったが、息子もすでに19歳。
「個人差があって、19歳になっても症状の説明ができない子はいます」と言われちゃいそうだ。

で、今の家の近くの小児科にずっとお世話になっているわけで、今回の診断は、
「検査をしましたがインフルエンザではありません。容れん菌でもありません。ただの風邪です」。
そのわりに熱が高いなぁ。
新学期が始まる直前でよかった。
このまま治れば問題ないだろう。

熱のある息子は横暴で、食事はお盆に乗っけて部屋まで運んでやらねばならず、その合間に、「ポカリスウェット」とか「背中かいて」とか言ってくる。
病児を看病するのは少し楽しいけど、もちろん面倒くさいことの方が多い。
息子よ、健康第一で頼むね。

12年9月26日

唐突だが、ゆで卵はウマい。
ゆでて塩をかけただけなのに、どうしてこんなにウマいんだろう。

家の近くに名古屋資本の「コメダコーヒー」の支店ができて、いつ行ってもすんごく混んでる。大繁盛。
朝の11時までに行くと、コーヒーにゆで卵とバタートーストが自動的についてくる、「モーニング」形式だ。

そこで食べたゆで卵がおいしくて、家でも作ってみたら、当たり前だけどおんなじぐらいおいしかった。
大内くんは、
「殻があんなにキレイに剥けるようにゆでるのは難しい。ゆでた後、冷やすのがコツなんだと思うけど、いまだにちょうどいい加減がわからない」とこぼしていたよ。

興味深いのは、私がコドモだった40年前から、卵の値段はほとんど変わっていないという点。1個10円ぐらい。
今でも安売りの時は10個パックが100円で買えるからねぇ。
つまり、昔は高級品だったのだろう。

私の座右の書、「糸井重里の萬流コピー塾」のお題が「卵」だった時、
「意外に思われるかもしれませんが、卵は今でも1個1個にわとりが産んでいます」というのがあった。なかなかナイス。確かに盲点だ。
(「生卵が効かないんじゃない。おまえが松坂慶子じゃないからだ」というのは少し下ネタだが、松坂慶子が大好きな大内くんは喜んでいた)

そう遠くない過去に、「ゆで卵ダイエット」ってあったような気がする。
特定のものしか食べないダイエット、ってよくあるよね。バナナとかリンゴとかキャベツとか。
たった今の私は、
「ゆで卵ならいけるかも!」って思ってるけど、きっと3日で飽きるんだろうなぁ・・・

12年9月28日

冷蔵庫に鶏もも肉の余りがある。
そして、私は買い物の帰りにタマゴを3つ割ってしまい、涙をこらえていちおう器に移しておいた。

そんな状況下で「親子丼が食べたい」と言う息子は、なんと親孝行なことだろう。
いつもこんなにスムーズに事が運んだら、人生はもっと楽なんだろうなぁ。

風邪もすっかり良くなり、楽しい大学生活がまた始まる。
機嫌のひとつも直してもらわなくっちゃね。

12年9月29日

特にすることのないお休みの日。
これはけっこうめずらしい。
とりあえず朝寝をしてみて、それから起きて買い物。
あとは1日中「3年B組 金八先生」を見て過ごした。

もう第4シーズンまで来たけど、間にスペシャルを時々はさみながら第8シーズンまであるので、まだまだ先は遠い。
でも、こないだ全部見たのはもう10年以上前で、しかも第4シーズンは見たことがないと思う。
新鮮な気持ちで見ているよ。

中3たちが高校入試に一喜一憂しているのを見ると、息子の受験の頃がよみがえる。
なぜか、高校受験はすっ飛ばして大学受験の方を思い出しちゃうし。
ここまで、大きなつまづきもなく元気に生きてきてくれた。ありがたい。
「勝負は下駄を履くまでわからない」とよく言うので、あんまり安心しすぎてもいけないのだろうが、今、安心しなくていつ安心するのか!とも思う。

本当に、いろんな人にお世話になってここまで来た。
我々が2人だけで育てていたらきっとろくなことにならなかっただろう。
地域の人々、塾の先生や道場の先生、本当にありがとうございます!

12年9月30日

ヒマなので、久しぶりにドライブに行こう、という話がまとまる。
もちろん息子が一緒に行くわけもなく、大内くんと私、2人で行ってきた。

行く先だが、とにかく車に2、3時間乗りたい、という希望なので、いささか妙だが、ネットで調べて甲府にある「コメダコーヒー」に行くことにした。
普段、家の近所のにはよく行くが、それ以外のところには行ったことがないのだ。
高速代を払ってモーニングを食べに行く。
我ながら妙な趣味だなぁ。

朝の6時頃に高いびきの息子を置いて家を出て、大内くんが運転してくれて、甲府に着いたのが2時間後ぐらい。
コメダはもうやっている。朝の7時から開いてるんだ。
内装や雰囲気は家の近くのと全然変わらない。
少しお客さんが少ないだけだ。

いつものように大内くんはホットココア、私は「たっぷりカフェオレ」を頼む。
大内くんが気を利かせて、
「トーストは、バターを多めにお願いします」と言っておいてくれたおかげで、運ばれてきたトーストにはたっぷりとしたたるほどのバターが塗ってあった。
家の近所では、ここまでサービス良くないぞ。
いつもの「シロノワール」も頼んで、おいしくいただいた。

8時半ごろにはもう向こうを出る、という、本当に車を走らせたいだけで来たドライブ。
コメダの向かいに「イオン」があるのを見つけ、寄って行きたかったのだが、何しろまだ開店1時間半も前だ。
こういう郊外の大型スーパーが大好きな我々は、すっかりもう1度来たくなってしまった。
来週は3連休だ。また来ようかな。
「映画館もあるよ。たまにはゆっくり映画館で観るのもいいね」と大内くん。

家の近所で買い物をして、帰りついたのが10時半。
息子はまだグーグー寝てた。
午前中の早い時間にドライブと朝ごはんを終えてきたわけで、大内家らしい、電光石火のお出かけだったよ。

ネットで調べてみたら、映画館のみならず近所に温泉もあるらしい。
3連休の中日に、
「ドライブ→コメダで朝ごはん→映画→買い物→温泉→またドライブして帰る→家の近所のイタリアン・ファミレスで晩ごはん」という、一分の隙もない予定ができた。
うーん、待ち遠しいなぁ。

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